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能登半島地震で被害 上越名家「白田邸」修復工事はじまる

上越妙高タウン情報

今年元日の能登半島地震で被害を受けた上越市頸城区にある登録有形文化財「白田邸」の修復工事が始まっています。

頸城区森本にある白田邸は大正9年に建てられた木造2階建ての近代和風住宅です。明治初期の大型民家の骨格を保ちつつ、ガラス建具を多く使い、座敷の造りなどに大正期の洗練さがうかがえるとして、平成26年に国登録有形文化財に指定されました。

定期的に一般公開されるなど、市内に残る名家のひとつとして親しまれていましたが、今年元日の能登半島地震で母屋の土壁が崩れ、一部の床が沈み込んだり、天井がずれて隙間が出来るなどの被害を受けました。

白田邸 建築アドバイザー 磯田一裕さん
「土壁の上に和紙が貼られている特別な仕様。和紙は地震で破れてしまい、今は和紙を取った状態で下の壁が出現」

白田邸 白田美和子さん
「ここまでの被害は初めて。地震が大きく被害も大きくなった」

白田邸の修復工事は上越市と新潟県の補助金を使って、先月25日から始まりました。割れた外壁の木材を交換したり、部分的に沈んだ床を元に戻す作業が行われ、工事開始から1か月ほどで全体の2割ほどの修復が完了しました。

白田邸 白田美和子さん
「日が増すごとに完成。皆さんのご協力でここまで進んでいる」

工事はこの後、土壁の修復など一般公開している範囲を中心に行われ、来年3月まで続く見通しです。来月9日と10日には白田邸を含め、市内にある名家4家の建物が一般公開される催しが開かれます。

同様に被害を受けた戸野目の保阪邸、三和区の林富永邸では修復が完了しています。頸城区の瀧本邸ではこれから工事が行われる予定だということです。なお、イベント当日、白田邸では建築アドバイザーなどによる建物の魅力紹介や修復状況の解説が行われることになっています。

白田邸 白田美和子さん
「建物はずいぶん違う工法。昔からの建物の工法を見てほしい」

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