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地元異業種経営者ら 認知症になっても「泉区に」 映画上映会に200人

タウンニュース

上映会を主催したアイディーズのメンバーと丹野さん(中央)=提供写真

泉区内の異業種経営者らからなる「アイディーズ〜地域創造チーム〜」(山出貴宏代表)が3月9日、泉区民文化センターテアトルフォンテで若年性認知症をテーマにした映画「オレンジ・ランプ」の上映会を開催し、約200人が会場に足を運んだ。

アイディーズは2021年の発足以来、「泉区を暮らし続けられる街に」との思いで地域振興などに取り組み、22年春、23年秋には花火を打ち上げるなどして、区民を盛り上げてきた。

今回の企画の趣旨について、アイディーズの山出代表は「認知症は高齢者だけのことではなく、若い人でも発症しうる脳の病気。映画を通じて、多くの区民の人たちに自分ごとに感じてもらいたかった」と思いを語る。

丹野さんも登壇

「オレンジ・ランプ」は39歳で若年性認知症と診断された丹野智文さんの実話に基づく作品。丹野さんは診断後、営業職から事務職に異動し、現在もネッツトヨタ仙台に在籍しながら、全国各地で講演を続けている。

今回の上映会には丹野さんも駆けつけ、登壇して自身のこれまでや思いを語る場面も。

映画上映後には涙を流す人の姿も見られ、認知症当事者の家族らは「今までのかかわり方は間違えていたのかもしれない」と感想を話した。

一方で、「映画を見て、親が認知症になってもという不安が薄まった。備えればいいんだということがわかった」との声も聞かれた。

年齢にかかわらず

上映会を振り返って山出代表は「上映会の参加者をみても、認知症に対する関心が高いのはシニア層であるのが現状。けれど、丹野さんのケースも特別なことではない。子どもも含めて、この街の多くの人に認知症について理解を深めてもらうことは、いつまでも住みやすい泉区であるために必要なことだと思う」と語った。

講演する丹野さん=提供写真

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