今年1月に急逝した川島蓉子氏も参画した大丸と松坂屋のショッピングバッグ、包装紙が一新へ
大丸松坂屋百貨店は、7月30日から全国15店舗で使用するショッピングバッグと包装紙のデザインを一新する。「百様図(ひゃくようず)」と名付けた新ビジュアルアイデンティティを導入し、大丸は35年ぶり、松坂屋は23年ぶりのリニューアルとなる。
新デザイン「百様図」は、日本デザインセンター三澤デザイン研究室の三澤遥氏が手がけた。丸と四角、緑(ピーコックグリーン)と青(ロイヤルブルー)というシンプルな形と色を何層にも重ねた構成で、丸と緑は大丸、四角と青は松坂屋のシンボルマークをそれぞれ象徴している。長い歴史を持つ両百貨店の精神を、顧客が手にする包材の図案で表現した。
デザインを担当した三澤氏は、デザインオフィスのnendoでキャリアを積んだ後、日本デザインセンター原デザイン研究所を経て2014年から三澤デザイン研究室として活動を開始。毎日デザイン賞や亀倉雄策賞などの受賞歴を持つ注目のデザイナーだ。なお、このプロジェクトには、今年1月に急逝した川島蓉子氏もスーパーバイザーとして参画していた。
新包材は7月30日から全国15店舗で順次導入される予定。ブランドの伝統と革新を表す「顔」として、新たな顧客体験の一部となる。