鶴嶺高校 関東大会への切符つかむ 陸上部・女子バレー部
神奈川県立鶴嶺高校の陸上部と女子バレーボール部が県大会で優秀な成績を収め、バレー部は5月30日から埼玉県で開催される関東大会に、陸上部は6月13日から栃木県で開催される南関東大会に出場する。
陸上部
神奈川県高等学校総合体育大会は5月10日から18日まで、横浜市の三ツ沢競技場で開催された。
女子走高跳に出場した立石花鈴美(かすみ)さん(3年)は、松浪中時代から走高跳をはじめ、1年秋の関東新人大会に出場するなど、早くから期待されてきた。
最高学年となってチームを引っ張る存在となったことで精神的にも成長。県大会でも好調を維持して1m59を記録し3位入賞を果たした。立石さんは「緊張したけれど、満足の結果だった。競技人生の集大成。楽しみたい」と南関東大会へ抱負を語った。
女子5000m競歩に出場した藤田歩波さん(2年)。昨年8月から競歩をはじめ、直後の県高校新人で3位に入賞するなど、才能を開花させた。
地区予選を1位で通過し、出場した県大会では、レース序盤は集団内でタイミングをうかがい、2キロ地点でペースアップ。後続を引き離し、見事に優勝を飾った。藤田さんは「順位には満足だったけれど、フォームに課題が残る試合だった」と振り返り、「関東では自己ベストを出したい」と意気込む。
女子バレー部
女子バレーボール部は湘南地区予選を2勝し、関東大会への出場をかけて行われた神奈川県予選に出場した。
最大のヤマ場となったのは、今年1月の大会で敗れた伊勢原高校との対戦となった2回戦。お互いに1セットずつを取り合い、最終第3セットもデュースにもつれ込む接戦となったが強気の攻撃で勝利をつかんだ。
その後、優勝した横浜隼人に敗れたものの、ベスト8に入り関東大会への切符を手にした。
キャプテンの渡邊文乃さんは「エースとしてしっかり点を決めたい」とチームをけん引する決意を示し、茅野蒼未(あおい)さんは「自分たちらしさを出したい」と語った。