“気づいたらカラカラ…”を防ぐ!「ウェットシート」を夏でも長持ちさせる3つの正しい保存法
お掃除や手拭きに除菌など、毎日の生活に欠かせないウェットシート。手軽に使えることから、家にひとつは置いている方は少なくないでしょう。しかし、ストックしすぎは要注意。ウェットシートは永久的に使えるものではありません。ここでは、意外と知らない「ウェットシートの寿命」と、最後までムダなく使い切る正しい保管方法をご紹介します。
ウェットシートにも寿命がある
ウェットシートには、ハッキリとした使用期限がありません。しかし、永久的に使えるかと言えば、これは間違いになります。
ほとんどの商品は、「製造から約3年以内」が使用期限の目安です。もちろんこれは、未開封の状態です。
さらに、保存する環境によっては3年経たなくても劣化する場合があります。使用期限を過ぎてもすぐに害があるわけではありませんが、十分な効果を得られないこともあるので、ストックの持ちすぎにも注意しましょう。
ウェットシートが長持ちする「保存のコツ」
開封済みのウェットシートは乾燥などで劣化しやすいため、使える期限はさらに短くなります。できるだけ保存状態をよくするためにも、乾燥を防ぐ“ひと手間”を加えましょう。
1.ふたのシールをしっかり貼る
一度開けたウェットシートは、空気に触れることで少しずつ乾燥が進みます。開封後はなるべく早めに使い切るのは大前提ですが、使いかけの場合は付属のシールでしっかりと密閉しましょう。
できるだけ空気に触れない心がけひとつで、ウェットシートがカラカラに乾くのを防げます。
2. 密閉できるケースや袋に入れる
ウェットシートのシールをきちんと貼るのも大事ですが、ケースや袋を活用すると密閉性はさらにアップします。ジップ式や専用のフタなら、空気をさらにシャットアウト! 乾燥しにくくなるので、最後の1枚まで潤いをキープできますよ。
ケースは100円ショップでも購入できるので、移し替えるひと手間をかけてみてください。
3.高温になる場所に置かない
車内など、高温になる環境にウェットシートを置きっぱなしにしていませんか? じつは私も、車の中にストックした未開封のウェットシートがひと夏で乾いてしまった経験があります。
開封済みの場合はさらに乾くのが早く、「次使おうと思っていたときにはドライシートになっていた……」なんてことも。
開封・未開封にかかわらず、直射日光が当たる場所や高温になりやすい場所は劣化がすすみやすいので、置き場所にも気を配りましょう。
ウェットシートも消耗品。正しい使い方でムダなく活用を
便利なウェットシートですが、意外と寿命は短く、保管方法にも注意が必要です。
「気づいたら乾いてた……」を減らすためにも、ストックの持ちすぎは避けて、正しい方法で保管しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア