【鎌倉 イベントレポ】河谷シャツPOPUP-河谷シャツの白と黒の奥に潜む物語
河谷シャツの白と黒
普段からカラフルな配色と遊び心のあるデザインで知られる河谷シャツ。
そんな河谷シャツが、“白と黒”にこだわった特別な「ジャパンシリーズ」のPOPUPを2025年5月17日(土)〜6月30日(月)の期間に開催していると知り、気になって鎌倉へ行ってきました。
鎌倉駅西口から徒歩3分のところでPOPUPは行われていました。
カラフルを封印して生まれた美しさ
河谷シャツといえば、カラフルでユニークなシャツを思い浮かべる人が多いかもしれません。
私もそのひとり。
しかし今回のジャパンシリーズは、あえて白と黒だけに絞ったコレクション。
色をなくした分、形やディテールの面白さがより際立つシリーズです。
会場にはいろんな形のシャツが並び、シンプルだからこそ光る職人技と、細部に込められた遊び心を存分に楽しめました。
惑星ポケット
まず手に取ったのは、名前もユニークな「惑星ポケット」(税込27,500円)。
胸元に配された丸型のポケットが、まるでシャツの中に小さな惑星が浮かんでいるようで、思わず見入ってしまいます。
シンプルな白シャツだからこそ、ポケットの丸みや配置が際立っていて、他にはない存在感を放っていました。
クリスタル
次に目を引いたのは「クリスタル(税込27,500円)」という名前のシャツ。
サッカー生地のような軽やかな素材で、手に取ると驚くほど薄くて涼しそうです。
実際に店頭でこのシャツを着ていたスタッフさんが、「アイロンしてないんですよ」と教えてくれました。
シワになりにくい生地は夏に嬉しいポイントですね。
ボタン周りのデザインも一癖あって、まるで宝石のカットのようにキラッとしたアクセントに。
名前の「クリスタル」が持つ透明感とシャツの涼やかさがリンクしていて、これからの季節にぴったりだと感じました。
鏡(Mirror)
今回のラインナップの中でも特に印象深かったのが「鏡(Mirror)(税込28,600円)」。
万華鏡をくるくる回したときに生まれる幾何学模様を、細かなピンタックと繊細な縫製で表現しています。
ピンタックを規則的に並べ、さらに間隔をあけて留めることで陰影が生まれ、布の平面に奥行きが加わる、まさに着る人自身が“動く万華鏡”になるような一着です。
遠目で見るとシンプル。
でも近づくとその奥に潜むディテールの美しさに気づいて楽しい。
そんな静かな驚きを感じさせてくれるシャツでした。
メイドインジャパン
河谷シャツの縫製は、すべて福島の工場で行われているそうです。
一枚一枚の丁寧な仕立てと、細部に宿る日本の職人技が、この「ジャパンシリーズ」にも色濃く反映されていました。
高円寺の古民家をリノベーションした本社から生まれるデザインが、福島の工場でかたちになり、こうして鎌倉の街で出会えるなんて素敵ですね。
1枚ごとに物語を宿す名前
河谷シャツの面白さは、形だけではなく名前にもあります。
「惑星ポケット」「クリスタル」「鏡」。
一見抽象的だけれど、シャツをじっと眺めていると「ああ、だからこの名前なんだな」と納得できます。
鎌倉BASE
河谷シャツは鎌倉BASEという店舗もございます。
ジャパンシリーズも他の河谷シャツの商品も販売しているそうですよ!
場所→〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-8-4 FanValley101
是非一度見てみてください!
普段はカラフルで自由な河谷シャツだからこそ、あえて白と黒だけで挑んだ今回のジャパンシリーズには、作り手の「本当に伝えたいこと」が詰まっているように感じました。
河谷シャツが好きな人も、まだ手に取ったことがない人も。
この「白と黒の世界」に一度触れてみると、いつもの河谷シャツとは違った魅力に出会えるはずです。
河谷シャツ POPUP
開催日時
2025年5月17日(土)〜6月30日(月)
11:00 ~ 18:00
開催場所
鎌倉おりがみ
〒248-0012
神奈川県鎌倉市御成町2-16
アクセス
鎌倉駅西口 徒歩3分