「最近よく眠れない」人が買ったグッズランキング 2万円以上の投資3割、6割が「睡眠の質が改善」
■20~50代にアンケート 過去1年に購入した睡眠グッズ
「なかなか寝つけない」、「朝スッキリ起きられない」――そんな睡眠の悩みを改善するグッズに注目が集まっている。20代から50代の男女が購入した睡眠グッズのランキングが発表。睡眠グッズにかける費用も調査され、睡眠に投資する金額が意外と多いことも明らかになった。
【写真で見る】静岡の元人気アナが実感したプロの技 静岡市の化粧品専門店
インターネット通販ストアを運営する「ラキスプリード」が、睡眠グッズに関するアンケートを実施した。過去1年間に購入した睡眠の質の向上が期待できる商品(食品以外)の1位は「枕」で、全体の46.8%を占めた(複数回答可)。2位はアロマやアイマスクといったリラクゼーショングッズ、3位はマットレスだった。
【過去1年以内に購入した睡眠グッズ】
①枕 46.8%
②リラクゼーショングッズ 36.0%
③マットレス 22.1%
④シーツ・カバー類 20.9%
⑤パジャマ・ナイトウェア 20.2%
⑥掛け布団・敷き布団類 14.2%
⑦室内環境家電 11.2%
アンケートでは、グッズを使ったことで睡眠の満足度が「大きく改善した(9.4%)」、「少し改善した(54.1%)」と回答した人が合わせて6割に上り、効果を感じている人の割合が高くなった。一方で、「あまり変化を感じない(30.8%)」、「全く変化を感じない(5.4%)」という声もあり、選ぶアイテムなどによって効果の実感に差が出ている。
■グッズ購入金額2万円以上が約3割 満足度トップは「アイマスク」
グッズに使った金額を問う内容も含まれており、「3000円未満」が21.2%で最も高かった。次いで、「1万円~1万9999円」の18.1%、「5000円~9999円」の16.1%となっている。2万円以上を購入した人は全体の3割近くを占め、眠りへの投資に価値を見出す人も多い。
マットレス・枕・布団以外で満足度が高かったグッズのトップは、「アイマスク(22.4%)」で、「パジャマ・寝間着(19.0%)」と「アロマ(17.5%)」が上位に入った。リラックス系アイテムに支持が集まる傾向が表れた。
情報の入手先は、「SNS(Instagram・X・TikTokなど)」が20.9%で最も高かった。「ECサイト(20.2%)」、「店頭のPOPや接客(17.5%)」が続き、「テレビや雑誌」は1割ほどだった。
コロナ禍以降、在宅時間の増加やライフスタイルの見直しが進んだことで睡眠の質に対する意識は高まっている。今回の調査は、睡眠グッズが贅沢品ではなく、健康のための必需品として定着しつつある実態を示している。
アンケートは5月2日から7日までインターネットで実施された。過去1年間に睡眠グッズを購入した20代から50代の男女331人が回答している。
(SHIZUOKA Life編集部)