万博 英国パビリオンの話題で知ったデメララベーカリーのスコーンがガチだ! 良い香りでデカくて美味く、お手頃価格
万博の、英国パビリオンのレストランが話題だ。なんでも5000円だかするアフタヌーンティに関して、微妙に思ってたのと違う感じのが出てくるらしい。
SNSで検索してみると、開幕直後のものと思しきアフタヌーンティの内容は素晴らしい。しかし日がたつにつれ、その内容は微妙に変化しているように見受けられる。
それも、どちらかというと弱体化的な感じで。そして直近のものに関して、出てくるスコーンやケーキが “特定された” 的な投稿も。
へぇ……大変だなぁ。なになに、スコーンは……デメララベーカリーってところのものではないかという仮説が有力視されているのか。
・ニュウマン
その特定結果が真に正しいものかどうかは納品書などが発見されなければ断定はできないだろう。それまでは仮説の域を出ない。私は理系なのでその辺の分別が付くのだ。
それはそれとして、デメララベーカリー……知らない店だ。評判を検索するとけっこう良く、デカくて美味いスコーンをリーズナブルに提供しているらしい。
公式HPによると、新宿のニュウマンと奈良県にあるもよう。なんかすげぇ二択だな。奈良は遠いので、新宿の店舗へ向かうことに。
さて、ニュウマンの2階ということだが……どこだ?
壁のフロアガイドを見てもよくわからなかったのでググると、JRの入場券が必要と書かれている。改札の内側だったか。
改札内部に戻ると、店舗はすぐに見つかった。ミライナタワー改札を入ると左手に店舗が並んでいるが、そこの1つだ。
・スコーンセット
レジ前には数名並んでおり、私の後ろにもすぐに客が加わった。そんなに大行列ができるわけではないが、しかし常に客がやってくる感じ。ほどよい盛況具合だ。
ほう、今月のスコーン。そういうのをやっているのか。ということは、常に同じというわけではないのだろう。
けっこう大きいな。前に三越の英国展でラッフルズなどのスコーンを食べたが、こちらの方が一回りほどデカそうだ。
見ると、「スコーンセット(1100円)」というのがあるもよう。ロダスのクロテッドクリームもついてくるのか。気が利くじゃないか。これにしよう。
好きなスコーンを3種ということで、プレーン、アールグレイ、そしてクランベリーオレンジを選択。おや、ボディントンの苺ジャムもあるのか。それも1つお願いします。
デカいスコーン3つとクロテッドクリーム、ジャムのフルセットで1785円。スコーン1つが300円しないので、けっこう手ごろな価格だ。
・アールグレイ
こうしてスコーンのフルパッケージを手に入れ、素早く帰宅。
少し温めて……ようし、食べてみよう。サイズ感はこんな感じで、ラッフルズより1㎝くらい直径がデカい。ゴーリングより倍くらいの体積がある感じ。
まずはプレーンからだ。ジャムとクロテッドクリームをたっぷり乗せて……うまい!
これはいい。サクサク感があり、そんなに主張しない中庸な生地。紅茶やクロテッドクリーム、そしてジャムの味わいを阻害せず、全てを繋いで寄り添うようなスコーンだ……!
なるほどね。例えば紅茶にこだわった時や、ジャムに気合を入れた時などに、このプレーンのスコーンは素晴らしい仕事をしてくれるだろう。
続いてはアールグレイ。私の1番のお気に入りはこれ。
割ると、まるで茶葉の缶を開けた時のようにアールグレイが香り立つ。ンッン~~~素晴らしい香りだ!!
10個くらい買ってきたら、きっと部屋がアールグレイ缶になるだろう。こいつにもジャムとクロテッドクリームをこうして……
エクセレント! パワフルなアールグレイは、ジャムとクリームにも負けない。きっと白湯で食っても紅茶を飲んでいるかのようになるだろう。
最後はクランベリーオレンジ。なるほど、プレーンに干しクランベリーとオレンジの皮が入っているのか。
フフン。
そういうことか。これはよくあるパンで例えると、レーズンパンみたいなそういうやつだ。
おそらく、クランベリーとオレンジの含有量によって味わいが大きくブレると思われる。私のはクランベリー多め、オレンジ控え目だった。
クランベリーとストロベリーが合わさってVery Berryなステータス振りになっていたが、ボディントンのジャムに含まれるレモンとオレンジの主張で、総合的には爽やかベリーな感じ。
甘みも強めで、他の二種とは毛色が大きく異なる。渋みの強い紅茶が合いそう。
ということで、英国パビリオンの話題で偶然知った、デメララベーカリー。良い香りのする美味いスコーンを食べると、とてもハッピーな気分になれる。デメララのスコーンは、そういうスコーンだ!
GWはこいつを買って、自宅ヌンティとしゃれこんでみてはいかがだろう。何なら、近くの高島屋とかで良さげなケーキやサンドイッチ等を買っていってもいいし。
参考リンク:デメララベーカリー
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.