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堤防カワハギ釣りで本命7匹キャッチ【福井・菅浜漁港】ゲスト魚をいかに避けるかが肝

TSURINEWS

堤防からキャッチしたカワハギ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

秋の堤防釣りで人気のターゲットであるカワハギ、エサ取りが上手くテクニカルな釣りが楽しめるうえに食味も良い。今回は福井県菅浜漁港で秋の堤防カワハギを狙った様子をお伝えしたい。

菅浜漁港で堤防カワハギ釣り

暑さも和らぎ過ごしやすくなった10月。気軽に堤防からカワハギを狙ってみようと福井県菅浜漁港へ釣行した。

釣り人に優しい釣り場

ここ菅浜漁港は清掃協力金700円を支払う事で釣り人に解放されており、広い駐車スペース、トイレやゴミ箱の設置まであり、至れり尽くせりだ。

足場も良くファミリーフィッシングには最適な場所となっている。秋の菅浜漁港で狙えるターゲットとして、カワハギの他、エギングで狙うアオリイカ、サビキ釣りで狙うアジが人気のターゲットだ。

難易度は上がるが、クロダイやキジハタ、ヒラメも狙う事ができる。私見だが、有料化されているおかげか訪れている人のマナーも良いように感じる。昨今釣り人のマナー問題により釣り禁止になる漁港が増える中、大事にしていきたい釣り場である。

当日の状況

最初の釣行は10月5日、菅浜漁港へ向かう道中にある24時間営業の釣りえさ四季でエサの購入と近況を伺う。

まずはエサを購入(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

最近になりカワハギの釣果も聞かれるようになったとの事で期待に胸を膨らませ菅浜漁港へ到着した。入り口で漁協の方に清掃協力金700円を支払い駐車スペースに車を停めて釣り場へ向かう。

堤防カワハギ釣りタックル

当日のタックルはチョイ投げ用にエギングタックルを流用。カワハギの気配がなければエギングもできるタックルだ。

・ロッド:ダイワ、エメラルダスEX88L/M-SMT
・リール:ダイワ エメラルダス2508PE-H
・ライン:PE0.8号

足元狙いには、以下のタックルを使用した。

・ロッド:ダイワ 極鋭ゲーム165センサー
・リール:ダイワ ジリオンPE
・ライン:PE1.5号

ゲストたちの猛攻

当日は快晴の行楽日和とあってすでに堤防では多くの方が釣りを楽しんでいる。そんな中歓声が上がっているので見に行くと、サビキ釣りで釣ったアジをエサにした泳がせ釣りで50cm越えのヒラメがキャッチされていた。私も早々に準備を済ませ、まずは青イソメをエサにチョイ投げから開始する。

すぐさまアタリが来てヒットしたのは小型のチャリコ、その後ヒイラギ、キュウセンと続くがカワハギの反応は得られない。タックルを持ち替え足元狙いに変更する。

ファーストヒットはチャリコ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

すぐさまアタリが来て釣れてきたのはイシダイの幼魚サンバソウ。足元には大量にいるようで着底と同時にアタリがくる。時折アオハタの幼魚も混じってくる。エサをアサリに変えても状況は変わらず。

サンバソウも釣れた(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

待望の本命カワハギ登場

なかなかサンバソウの猛攻が止まないが根気強く打ち返していると昼前になりようやく本命カワハギがヒット。サイズは小型だが嬉しい1匹だ。

本命のカワハギをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

時合いなのか立て続けに3匹をキャッチ。サイズも上がりお土産確保にホッと一息だ。カワハギの時合いが過ぎると再びサンバソウの猛攻でエサ切れしたため、昼食がてらエサ調達に休憩を入れる。

釣ったカワハギを締めてクーラーに入れていると隣で釣りをされていたクロダイ狙いの方が声を掛けてきて、30cm程のクロダイを1匹お裾分け頂いた。釣り座を構える時に挨拶をしたのが思わぬお土産の追加に繋がった。

エギングタックルでサヨリ連発

昼食を済ませ漁港に戻り午前中とは違う釣り座で再開したが、サンバソウの猛攻はやまず、カワハギの反応はない。あまりの反応の無さにカワハギ狙いを諦め、午前中から良く釣れていたサヨリに狙いを変更した。

チョイ投げ用のエギングタックルに先ほど購入してきたサヨリ針をつけた簡易フカセでオキアミをエサに狙ってみる。届く範囲に回遊があるとエサに食いつくためコンスタントに数を稼ぎ夕方までに20匹程キャッチする事ができた。

夕マヅメはエギングでアオリイカを狙うが反応は得られず、この日の釣りを終了した。

10月5日の釣果(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

リベンジ釣行でカワハギ7匹

カワハギ狙いとしては今一つの釣果であったため水温も下がりエサ取りが落ち着く頃合いをみて10月26日に再び釣行した。この日も天気は良く、朝から多くの釣り人で菅浜漁港は賑わっている。

空いたスペースの両隣の方に挨拶して釣り座を構え釣りを開始する。前回あれほどいたサンバソウは影を潜め、最初に来たアタリを捉えると小型のフグがヒットした。

すぐ次のアタリで小型ではあるが本命カワハギをキャッチ。続けてギンポ、アオハタもヒットするがカワハギは続かない。昼過ぎまで足元を探るがヒットするのは外道ばかりのため、足元狙いから少し沖の堤防敷石のブレイク付近に狙いを変えた。

カワハギを手中(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

カワハギ4連打

これが正解のようですぐさま本命カワハギがヒット、時合いなのか仕掛け投入後すぐにアタリが出て4匹立て続けにヒットした。時合いを過ぎるとカワハギのアタリは止まり、ゲストが良く当たってくる。

14時を過ぎ用意していたアサリが無くなったため漁協でオキアミを購入して釣り座に戻り、夕方までサンバソウ、アイゴ、フグと釣れ続きカワハギも2匹追加に成功。 オキアミも無くなった所で納竿とした。

カワハギ料理に舌鼓

今回の釣行でキャッチしたカワハギは良いサイズは刺身にして肝醤油で頂いた。カワハギの根強い人気もわかる旨さである。

カワハギの刺身と肝醤油(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

小型のものは干物にしてコンロで焼いて頂く。旨味が凝縮されご飯にとても合う。サヨリは刺身と天ぷらにし、おろした際に出た骨は揚げて骨せんべいにして頂いた。

サヨリの刺身(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)

刺身はくせがなく上品な味で独特の風味が楽しめた。釣行後に味わう、釣果レシピは釣り人にとって至福の時間である。

漁港からの釣りは気軽に行ける反面、駐車やゴミの問題で釣り禁止になり楽しむ場所が減って来ている。今回紹介した福井県菅浜漁港では清掃協力金を支払っているが、ゴミの放置は当然ダメである。

撒き餌やアオリイカの墨で堤防が汚れた場合は水汲みバケツを使い、汚れを落として帰るようにする。漁港は釣りをする為の施設ではないため、釣りをさせて頂いているという気持ちを忘れず、釣りを楽しんでいただきたい。

<稲垣順也/TSURINEWSライター>

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