【男気】チェーン店なのに「レバー」で勝負する勇気! 岡もとの『肉厚レバテキ丼』を食べるしかない
世の中には好き嫌いが分かれがちな “賛否両論食材” があるもの。例えば「パクチー」はその代表格であり、また「レバー」も好き嫌いがハッキリしている食材だ。
そんなレバーを使用した『肉厚レバテキ丼』が、現在「肉めし 岡もと」の期間限定メニューとして登場している。チェーン店でレバーをメインに据えるとは、かなり挑戦的なメニューと言えるだろう。
・料理の真理
私個人の肌感でしかないが、レバーは「大人になったら食べられる」という類の食材ではないようだ。無理な人は一生無理。私の周りにもレバーがダメな人は意外と多い。
なのでチェーン店のメニューでレバーが扱われることは基本的にないように感じる。例外は中華料理店の「レバニラ炒め」だけで、逆に言うとチェーン店におけるレバーは“レバニラ専用食材”と言えるかもしれない。
・まさかの抜擢
そんな中、ゴリゴリにレバーを主役にした『肉厚レバテキ丼』を期間限定で販売しているのが「肉めし 岡もと」だ。元々が独自路線色の強いお店だが、万人受けしないレバーで商品開発を進めるとは……やだ、カッコいい。
発表によればレバテキは「柔らかく煮込んだ厚切りの豚レバーを鉄板で香ばしく焼き上げ、甘辛い醬油ベースのタレで仕上げた」とのこと。価格は935円で、肉めしとの合い盛り丼が1045円となっている。
個人的にレバーは大好物。私が食べないで誰がレバテキ丼を食べるというのか? 待ってろ、レバテキ丼……! というわけで「肉めし 岡もと」に直行した。
・実食
で、今回は肉めしとの合い盛り丼をオーダー。やってきた丼は自分で卵黄をのせるスタイルで、ぶっちゃけ宣材写真よりはもりもりレバーは入っていない。個数にすると大小合わせて5~6個だろうか。
さっそく食べてみると……なるほど。レバーは調理方法によって食感が大きく異なるが、岡もとのそれはねっとり系。低温調理されたうえに焼き上げられているため、いわゆるプルプル系ではなかった。
それでもレバー好きにとっては美味しいレバーであり、濃厚な旨味は楽しめる。レバーが苦手な人に「これなら食べられるよ!」とオススメは出来ないが、レバー好きなら美味しくいただけることだろう。
またタレは甘めでレバーはもとよりご飯がススムくん系の味わい。卓上の紅ショウガとのコンビネーションも抜群で、なんならレバー抜きでも楽しめる。純粋に丼としてウマかった。
・ゴールではない
まとめると、チェーン店であるにもかかわらずレバーをメインにした勇気は評価する一方で、まだレバー系メニューの完成系とは言えまい。逆に「伸びしろ十分」ということにしておこう。
いずれにせよ、レバー好きとしてこういうチャレンジメニューは大歓迎! 賛否両論食材ではあるものの “賛” の人も多いハズなので、ぜひ今後も果敢に新メニューを開発していただきたい。2度目もきっとある……のかなぁ?
参考リンク:肉めし 岡もと
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.