紅茶なのにカプチーノ? 話題の新感覚ティーが西宮『ムレスナティーハウス 総本店』にて誕生 西宮市
紅茶を愛する人たちから長年親しまれてきている名店『ムレスナーティーハウス総本店』(西宮市)が今年の1月で創業40周年を迎えました。伝統を守りながらも常に革新を続ける同店の新作「カプチーノクリーム」の魅力を紹介します。
「数年前から珈琲の香りを感じる紅茶を作りたくて」と語るのは、代表のディヴィッド.K氏。何度もブレンドの割合を試し、思い描く味を追求し続けてきたそうで、「なぜ紅茶なのに珈琲の香りのブレンドを作りたいのか?と周りに思われながらも、どうしても作りたかった」という情熱が、コーヒーのアロマをベースにカプチーノのフレーバーを加え、高級茶葉F.B.O.Pにブレンドした新境地の紅茶「アメリカンティー」を生み出しました。世の中を変える、そんな思いを込めて作られた紅茶です。
そんなアメリカンティーを使ったアイスティーに、ふんわりと泡立てた生クリームをのせたのが今回紹介する「カプチーノクリーム」。その一杯は、紅茶とコーヒーの魅力を併せ持ち、味わいも香りも奥深く仕上がっています。
作り方はまさに匠の技。軟水を使い、大量の紅茶葉にお湯をさっと通して美味しい瞬間を抽出。凝縮された紅茶に甘みを加え、こだわりの氷とともにシェイクします。
「高温から低温へと一気に変化させシャッフルすることで、紅茶に空気が入り深みが増す」とディヴィッド氏。その上に乳脂肪分の低い生クリームをそっとのせれば、時間とともに味が変わる一杯の完成です。
この革新的な紅茶は、“紅茶の神様”とも称されるムレスナ創業者・アンスレム氏も、紅茶にコーヒーのアロマを加えるという発想には当初懐疑的だったとか。ところが来日時に試飲すると大いに気に入り、何杯も飲んだそうです。コンラッド大阪で開かれたティーパーティーでも話題を集めました。
「紅茶は私にとってライフスタイルそのもの。そして紅茶を扱う上で大切なのは『こころ』なんです」とディヴィッド氏は語ります。紅茶は気分をリセットし、癒しを与え、時に元気づけてくれる存在。その日の気分で一杯を選ぶという行為が、自分の“こころ”と向き合い、やさしく整える時間になる、そんな紅茶の力を信じて40年間伝え続けてきました。
「カプチーノクリーム」は香りや味、心地よい口当たりまでが調和し、紅茶と珈琲の世界をゆるやかにつなぐ新たなスタイルの一杯です。ぜひ一度試してみてください。
5月中旬には待望の水出し紅茶が発売予定。また、ディビットさんによる紅茶の魅力を伝える本も近日出版されます。紅茶の新たな魅力を探求し続ける「ムレスナーティーハウス総本店」の今後に注目です。
場所
ムレスナ ティーハウス 総本店
(西宮市上甲子園1丁目1-31)
営業時間
12:00〜18:00
日曜営業あり
営業時間は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください
定休日
年始、不定休(事前告知有)
定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください
駐車場
有