【伊佐錦】大口酒造‐鹿児島県 ー おいしい焼酎で、会いましょう。
地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。今回は、鹿児島県伊佐市の大口酒造を特集します。
伊佐という土地と伝統技術の融合
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
昭和45年に伊佐地区の十一の蔵元が協業化し、大口酒造は産声を上げました。
焼酎の味や造り方も異なった十一の個性が足並みをそろえ、力を合わせ、先人たちの並々ならぬ努力がありました。
曾木の滝のイラストを背景にし、海音寺潮五郎氏の筆文字「伊佐錦」の商品を配したラベルは、当時としては斬新なものでした。
また、白麹仕込が全盛だった頃に、いち早く商品名に黒を使った「黒伊佐錦」は画期的で、またたく間に圧倒的なシェアを獲得しました。
―代表銘柄は?
「 黒伊佐錦」
アルコール度数:25%
原料:さつまいも(鹿児島県産)、米麹(国産米・白麴)
お薦めの飲み方:お湯割り、ロック、水割り、ソーダ割り
おすすめのペアリング:鳥刺し、豚の角煮など
「 伊佐小町」
アルコール度数:25%
原料:さつまいも(鹿児島県産)、米麴(伊佐産米・白麴)
お薦めの飲み方:ソーダ割り、水割り
おすすめのペアリング:スイーツ、ドライフルーツ
最高品質の本格焼酎を
―酒造りで心がけていることは?
もろみ温度管理を軸に、いつ飲んでも変わらぬ酒質であること。伝統の手法と昔ながらの技法、そして最新の設備で、その独特のコクとまろやかな焼酎を造っています。
当地は県北部にあり、寒暖の差が激しい地域です。良質な水に恵まれ、米をはじめ、大地の幸の美味しさをひきたててくれています。焼酎造りに欠かせない、自然が育んだ水を割水に使用し、先人から受け継がれてきた芋焼酎「伊佐錦」をぜひご堪能ください。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
第二蒸溜所にて工場見学が可能です。
平日-9:00~16:00 ※臨時休業の場合有り
祝日-お問合せ下さい
土日-休館日
また、同敷地内にあります「伊佐伝承館 永禄」にて、展示品の見学や、販売コーナーでお酒の購入、試飲も行っております。
今回ご紹介した酒蔵について
【鹿児島県】
大口酒造株式会社
鹿児島県伊佐市大口原田643
https://www.isanishiki.com/