保存版! 知らなきゃアメトラ好きとはいえない、アメトラブランド図鑑 A to Z 【R編】
由緒正しき名門大学の伝統的なスタイルである「アイビー」とそれをベースに着崩した「プレッピー」。“アメトラ”とはこれらのスタイルに衝撃を受けた日本人が、独自の視点を盛り込みながら作り上げた、必ずや後世に伝えていかなければならない、ひとつのカルチャーである。そこで由緒正しきアメトラブランドと、その精神を受け継ぐジャパンブランドをここに網羅。これを知らなきゃアメトラ好きとはいえない。ここではA to ZのR編を紹介。
RANCOURT <ランコート> Since1967, U.S.A.
名ブランドの制作も手がける現代モカシンシューズの旗手。
創業よりハンドソーンによる靴作りを続け、2009年にブランドとして本格始動。伝統的な技術に加え、2021年の東京オリンピックにてUSチーム用のスニーカー、さらには〈ブルックス ブラザーズ〉の革靴も一部製作を手がけるなど、ビジネスの幅の広さも持ち合わせる。
ハンドソーンにより丁寧に縫い込まれたモカの表情が最大の魅力。チノパンツはもちろん、スウェットパンツやマドラスチェックのショートパンツとも相性抜群だ。
REDWING <レッドウイング> Since1905, U.S.A.
ワークブーツメーカーとして不動の存在。
ミネソタ州発祥のブーツメーカー。1952年にハンティングブーツとして開発された、赤茶色の鞣し革を使用した通称アイリッシュセッターが人気に火を着けた。ほかにも創業者の名を冠した[ベックマンブーツ]やエンジニアブーツなど世界中から愛される名作を多数生み出している。
REGAL Shoe & Co. <リーガル シューアンドカンパニー> Since2010, Japan
和製アイビーを体現する王道モデルがズラリ。
1880年にアメリカで創業した〈リーガル〉の歴史と技術を継承し、再解釈したレザーシューズを展開。サドルシューズやロングウイングなどアメトラの定番的なデザインのモデルも多数取り揃える。
定番中の定番であるサドルシューズ。4万7300円(リーガル シューアンドカンパニー TEL03-5459-3135)
ROCKY MOUNTAIN FEATHERBED <ロッキーマウンテン フェザーベッド> Since Late 1960s, U.S.A.
2005年に復活を遂げた幻のアウトドアブランド。
ワイオミング州にて創業。1980年代に消滅したものの2005年に復活を遂げた。1枚断ちのレザーヨークが施されたダウンウエアに代表されるデザイン性の高さ、確かな機能性から根強い人気を誇る。
レザーヨークとの切り替えが特徴的なダウンベスト。6万2700円(アール 柳橋 TEL080-7024-4090)
Rowing Blazers <ローイングブレザーズ> Since2017, U.S.A.
プレッピーを体現する注目ブランド。
元来ローイング(ボート競技)に起源を持つブレザーを追求すべく誕生。クラシックでありながらどこかユーモアも感じさせる、まさにプレッピースタイルを体現する気鋭のブランドだ。
ニューヨーク南西部の街・ノリータに構える旗艦店。〈ローイング ブレザーズ〉のアイテムはもちろん、ヴィンテージやアート作品で溢れている。
(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)