【福山市】第16回「くつろぎのひな祭り in 福寿会館」(2025年2月8日~3月9日開催)~ 絵手紙体験と時代を感じるひな飾りで雅なひととき
毎年、立春を過ぎると福山市内の各地でひな祭りイベントが開催されます。
福山城に隣接する福寿会館では「第16回 くつろぎのひな祭り in 福寿会館」として、江戸末期~現代までのひな飾りが展示されています。
同時に「陶芸」「水引細工」などの教室が開催されていたので、そのなかからやってみたかった「絵手紙」に申し込み、参加しました。
今回は絵手紙教室のようすとひな飾りの展示を中心にレポートします。
第16回「くつろぎのひな祭り in 福寿会館」とは
「くつろぎのひな祭り in 福寿会館」とは、福寿会館の本館に江戸時代から現代までのひな人形を飾ってひな祭りを盛大に祝うイベントです。開催期間中、ひな祭りにちなんださまざまな関連行事が企画されています。
福寿会館は、昭和初期に建てられたレトロな建物で、国の登録有形文化財です。
絵手紙教室などのイベントは三角屋根が特徴的な洋館でおこなわれ、ひな飾りの展示は荘厳な和風建築の本館でおこなわれています。
各教室は下記の日程で開催され、参加したい場合は事前に福寿会館にハガキまたはファックスで申し込みが必要です。
なお参加費は当日、支払います。
駐車場から福寿会館までの道のり
事前に福寿会館のかたから「車で訪れる場合は、ふくやま文学館の隣にある石畳の行事用駐車場へ停めてください」との連絡があったので、そちらに車を停めました。
以前は福寿会館の近くまで車で入れたのですが、侵入禁止になったようです。
駐車場からは徒歩で福山城に向かって歩いていきます。
Google Mapのナビに従うと、三蔵稲荷神社の石段を上がるように指示されますが、神社を通り抜けるのも申し訳ないので、手前の角を曲がり、坂を上って行くことにしました。
坂を上がると広場があり、その向こうに福寿会館の門が見えます。
駐車場から徒歩4分ほどです。
門の前には「ひな祭り」ののぼりが立っています。
広い庭を抜け、絵手紙教室がおこなわれる洋館に着きました。
玄関に用意されていたスリッパに履き替えて2階へ上がり、参加費300円を支払って中へ入ります。
登録有形文化財のレトロな洋館で学ぶ「絵手紙教室」
絵手紙教室は2月16日(日)午前10時 ~11時30分の予定で開催されました。
講師は瀬尾千富(せお ちとみ)先生です。
今回は時間が短いため、あらかじめ用意された下絵に色を塗っていきます。
絵が描けたら文字を書いていきます。
皆さん、先生の手元を見つめながら熱心に聞き入っていました。
これは先生が書いてくださった文字です(着色は私)。
こんな一文をすぐに考えてくださいました。
最後に自分の作品を持ち、全員で記念撮影。
良いかたばかりで、とても楽しく学ぶことができました。ありがとうございました。
本館には江戸時代から現代までのひな飾りをずらりと展示
次に隣の本館でおこなわれているひな飾りの展示を見ました。
こちらは拝観料無料です。
純和風の玄関は重厚感があります。
中に入ると2m近くある豪華な生け花と平成のひな飾りが出迎えてくれます。
イベント開催中は福寿会館でも福山城の御城印を200円で購入できるようです。
広い和室にはたくさんのひな飾りが飾られていて華やかです。
豪華な御殿飾りのおひな様。
窓辺のディスプレイもすてきです。
なんと、江戸末期のひな飾りです。
江戸末期から平成まで、娘の幸せを願う親の気持ちはいつの時代も同じだと感じました。
おわりに
福寿会館という文化財の中で絵手紙を描き、美しいひな飾りをじっくり見学して、優雅な気分で日本庭園と福山城を眺めながら帰りました。
福寿会館ではひな祭り以外にも随時イベントを開催しており、3月23日(日)には市民茶会が開催されるそうです。
こちらは申し込み不要で、当日、参加費500円を支払えば参加できます。
また、福山市内では福寿会館以外にも鞆町や沼隈町でひな祭りイベントが開催されています。
いろいろな体験をしながら、春めく日々を楽しむのもいいですね。