部活動の地域移行 上越市に小中学生対象の音楽団体発足!
中学校の休日の部活動が段階的に地域のクラブなどに移行するなか、上越市内の小中学生を対象にした音楽団体「上越ジュニア音楽クラブ」が上越市に発足し、11月から活動を始めることになりました。市内全域を対象にした音楽団体は初めてです。毎月、土日に2回ほど練習をして来年3月に発表会を開く予定です。
「上越ジュニア音楽クラブ」は、中学校で音楽を教えていた元教員や吹奏楽団のメンバーなどが今年度立ち上げました。部活動の地域移行を見据え、市内全域の小学生や中学生を受け入れる音楽団体は初めてです。メンバーは市外からも受け入れます。
上越ジュニア音楽クラブ 長谷川正規代表
「練習場所、指導者、楽器の問題が大きい。(上越市の)地域クラブ活動推進室と市民の皆さんの熱意と工夫で生まれた。音、楽譜、楽器に触れるのは早いほうが親しみもある。身につきやすい。楽しみながら実力もつく。音楽の勉強にもなるため効果がある」
活動が11月から始まるのを前に、初めての体験会が10月6日(日)にリージョンプラザ上越で開かれました。参加したのは合併前上越市の直江津地区や谷浜地区、13区の吉川区などの小学1年生から中学2年生までの54人で9割が小学生、ほとんどが初心者です。
トランペットやドラムバイオリンなど7つの楽器から好きなものを選び、音の出し方などを教わりました。そのあと参加者全員で合奏しました。楽器は市内の小中学校で使われなくなったものを借りています。
小学1年生
「難しいけど楽しい」
小学2年生
「初めて楽器を習った。難しかった」
講師
「(吹く長さ)音楽は1~10ではなく1~8が基本。1・2・3・4・5・6・7・8を繰り返すとよい」
クラブではコンクールなど大会への出場は目指しません。楽器の演奏を楽しむことを目的とし、毎月、土日に2回ほど練習をします。成果は来年3月、リージョンプラザ上越で発表会を開いて披露することにしています。
小学4年生
「いっぱい楽器に触れられて楽しかった。入会してやってみたい」
中学1年生
「詳しく教えてくれる。アドバイスがもらえる。どう吹いたらいいか分かり もっと上手になりそう」
上越ジュニア音楽クラブ 長谷川正規 代表
「おそらくレベルも体の大きさも、いろいろな能力がバラバラ。一人一人に楽しんでもらえる活動をどうしたらいいか、運営のみんなで頭を使って考えていきたい」
体験会は今月12日、上越市本新保のファームセンターでも開かれます。詳しくは、上越市教育委員会地域クラブ活動推進室までお問い合わせください。
■問い合せ:TEL 025-545-9267(上越市教育委員会地域クラブ活動推進室)