映画ファンによる映画ファンのための映画祭「高崎映画祭」「スクリーンで観みてほしい映画」53作品を上映【3月20~30日】群馬県高崎市
高崎市で毎年行われている「高崎映画祭」。
38回目を数える今回も「映画ファンによる映画ファンのための映画祭」として開催。
3月20日~30日に市内3会場で「スクリーンで観みてほしい映画」53作品が上映される。
監督らが登壇する授賞式は3月23日
群馬県で撮影された作品も多数
同映画祭は選出する各賞にも毎年注目が集まる。
今回最優秀作品賞に輝いたのは、石井岳龍監督『箱男』だ。
作家・安部公房が1973年に世に出した小説を、現代社会の視点に置き換えて映画化。
27年前に映画化が決定したものの、撮影開始直前に頓挫したが、当時と同じ石井監督と主演・永瀬正敏で撮影された作品だ。
映画祭プロデューサーの志尾睦子さんは「映画人の制作にかける執念や、映画を信じる力にあふれた怪作」と話す。
このほか、高崎市内で撮影された『ラストマイル』や『スピリット・ワールド』、中之条町の伊参いさまスタジオ関連作品、群馬県出身の監督や俳優らの作品などを上映。
昨年亡くなった本県出身の声優・田中敦子が出演した『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』『イノセンス』の4Kリマスター版も特別上映される。
また、「監督たちの現在(いま)」「まちと映画」といったテーマを設け、見る人が作品を選びやすくしている。
23日には高崎芸術劇場で授賞式も行い、各賞の受賞者全員が登壇する。
また、上映後に関係者が舞台挨拶を行う作品も。
全国の映画ファンが注目する高崎映画祭に、出かけてみて。
高崎映画祭
【日時】3月20日(木曜、祝日)~30日(日曜)
【会場】高崎芸術劇場/高崎市栄町9-1
高崎電気館/高崎市柳川町31
シネマテークたかさき/高崎市あら町202
※上映作品・時間などは公式サイト参照。
【料金】授賞式券/全席指定 前売一般2,000円、学生1,000円。当日券は各500円増しで23日15:00から高崎芸術劇場で販売。
1作品券/一般1,300円、高校生以下500円ほか。
フリーパス券/11,000円。
【公式サイト】https://takasakifilmfes.jp/