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中国が今考えていることとは?

文化放送

アメリカでトランプ氏が次期大統領に決まるなど世界中が混迷する中、中国は今、いったい何を考えているのか?11月12日「長野智子アップデート(文化放送)」では、中国から要人を多数招き、中国の本音を引き出す東京・北京フォーラムを主宰する言論NPO代表の工藤泰志に中国は今、何を考えているのかを聞いた。 

長野「北朝鮮が今、ロシアに近くなったことで中国・北朝鮮・ロシアと日本・韓国・アメリカという新しい対立構造になったと言っている人もいるけど、中国の本音っていうのはどこにあるんでしょう?」

工藤「僕たちが今回、中国に必ず言うのはウクライナっていう国を国連の常任理事国で核大国のロシアが侵略した。この行為はこれからの国際政治の基準になるのか、それとも間違っている行為なのか、それを中国にはっきりさせますね。中国は多分『間違っている』と言うんですよ。それなのであれば、今のこの状況をどう止めるんだ、あなたたちはロシアと組んでいる場合じゃないんじゃないか、安保理の中でちゃんとした対応をするべきではないのか、という議論になるんじゃないですか。こういうところから議論を始めなきゃいけないんです。つまり中国は今起こっているこの状況にコミットしているのか、それとも反対で我々と同じ考えなのかを聞きたい。そして最近では北朝鮮がウクライナとロシアの戦争に参戦してるわけです。これを軽く考えているかもしれませんが本当に凄い事なんです。北朝鮮がロシアと組んで核をどんどん開発すると、北京なんて北朝鮮から射程内です。本当は中国は凄く怒っているんです。しかしアメリカと対立する上で表立っては言えない。だけど地政学的な構造上、中国はロシア側になっていて本当にいいのだろうかっていうことを我々は言っているわけです。今回のフォーラムはそういう議論になりますよ。世界的な議論になるかもしれない」

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