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野菜の専門家が教える、おいしい「ブロッコリー」だけが持つ特徴。長持ちさせる保存法も紹介!

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野菜の専門家が教える、おいしい「ブロッコリー」だけが持つ特徴。長持ちさせる保存法も紹介!



物価高を実感する毎日、せっかく買った野菜は無駄にしたくないですよね。おいしく、そして全て使い切るための工夫をしたい、そんな方におすすめしたいのが書籍『農家が教えたい 世界一使える野菜の教科書 おいしくて体にいい選び方&食べ方』(KADOKAWA)です。執筆者は、群馬県で大規模農家を経営している「しん|野菜を育むプロ」さん。野菜のスーパーでの正しい選び方や保存法から、その日の体調にあわせた野菜の選び方、食べ方までを豊富な知識と経験に基づいて解説しています。今回はこの本の中から、毎日の買い物や料理が楽しみになる野菜の豆知識をご紹介します。


※本記事は著=しん|野菜を育むプロさん、監修=東京慈恵会医科大学附属病院栄養部の書籍『農家が教えたい 世界一使える野菜の教科書』から一部抜粋・編集しました。


ブロッコリーとカリフラワーは冬(12〜2月)が旬!


ブロッコリーとカリフラワーは同じ科・属の仲間。どちらも寒くなるほどに甘みが増すため、2月ごろが一番の食べごろです。

おいしいブロッコリー&カリフラワーの選び方



花蕾がぎゅっと詰まっているのは栄養を十分吸収して健康に育ったということ。変色していたら傷む寸前なので避けましょう。2月ごろには花蕾が紫色のブロッコリーが出回り始めます。実はこれこそおいしいブロッコリーの証。この紫色は寒くなると発生するアントシアニンの色素であり、寒くなるほどに甘みを増したブロッコリー本来の色なのです。カリフラワーは、もし葉付きだったら葉の色も必ずチェックしましょう。

農家だから知っている!おいしい野菜の食べ方


ブロッコリーのソテー



ごく短く茹でたブロッコリーを香ばしくソテーすれば、野菜の甘みがいっそう引き立つ一品に。味付けは塩・こしょうだけで十分です。油で調理すれば脂溶性のビタミンKの吸収もアップ。

カリフラワーのサラダ


サッと茹でたカリフラワーに好みのドレッシングをかけるだけ。カリフラワーの食感と甘みを楽しむシンプルなサラダです。

ブロッコリーとカリフラワーの処理法をチェック!


花蕾の汚れをしっかり取るには、房ごと逆さにして酢水に浸し、茎を持ってふり洗いします。茎と葉軸(茎から生えている葉)も栄養の宝庫なので、茎の外側の硬い部分だけ切り落としたら茎は小さめに切り、葉軸、花蕾、すべて一緒に加熱。

【茹でる場合】
上記の洗い方でも汚れが気になる場合は、小房に分けて沸騰したお湯で2~3分。
栄養価をより保つには蒸し焼きがおすすめ。小房に分けたら、薄く水を張ったフライパンに入れ、ふたをして火にかけます。沸騰してから2~3分。

【電子レンジを使用する場合】
小房に分けたブロッコリー約250gを耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(500W)で約3分。

※電子レンジは500Wのものを基準としています。機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

ブロッコリーとカリフラワーを長持ちさせる保存法



小房に分けずに丸ごとビニール袋に。酸欠になると「イソチオシアネート」という成分が薬のような臭いを発するため、ゆるく閉じて冷蔵室へ。

【冷凍する場合】


生のまま小房に分けて密閉ビニール袋に入れ、袋の口を閉じて冷凍室へ。


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