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今週のヘラブナ推薦釣り場2025【千葉県・道の口沼】

TSURINEWS

北岸垣根前(提供:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

厳しい寒さの影響で、どこの釣り場からも悲鳴が聞こえてくる。管理池や釣り堀でさえオデコなんて声も。そんな時期に救世主となるのが、千葉県匝瑳市にある道の口沼だ。日研からの定期放流で魚影がすこぶる濃く、中小ベラ主体だが活発にウキが動く。内陸部に比べ暖かく、短竿で楽しめ足場も良好。SOSならここにおまかせだ!

道の口沼の概況

九十九里浜に面した千葉県匝瑳市。古くから植木の町として知られ、造園業が盛んだ。また昨年3月には銚子連絡道が匝瑳ICまで延伸開業されアクセスはさらに便利になった。

道の口沼の概況(提供:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

道の口沼はそんな同市の郊外にある周囲200mのかんがい用ため池。水源は大利根用水で、例年3月下旬に通水されて満水になり8月下旬まで通水される。沼の歴史は古く、日研からの定期放流が繰り返しおこなわれている。外来魚が極めて少なく自然繁殖も盛んなので、魚影はどんどん濃くなり盛期は束釣りが可能なほど。熱心な常連(道の口沼愛好会)の協力により、カワウ対策もバッチリだ。

よく釣れる池と評判を呼び、休日ともなると他県から訪れるファンも多くビギナー・女性・ジュニアにも大人気。衰退していく釣り場が目立つなか、同沼だけは盛り上がっていて雰囲気のよさは折り紙付きだ。

現況は冬期の減水期となり水深は激浅。しかしながら水中はいつも通り元気で、ツ抜けはもちろん短時間での数釣りも可能。温暖地とあって結氷もなく、身体も心もホカホカな釣りが楽しめる。

年券証(提供:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

なお現状維持には放流が欠かせない。可能ならぜひ放流バッジ込みの年券(通称・リボン)購入にご協力いただきたい。

ポイント

道の口沼のポイントを紹介しよう。

北岸垣根前

同池のメインポイント。連日のようにエサ打ちされ、多くの魚が居着きアタリ出しも早い。中央付近が深く両サイドほど浅い。減水期の現在、水深は中央付近で1本、両サイドが50~60cm。背後に垣根があり北寄りの風に強く、日中は太陽を正面に受けるため冬でも暖かく防寒着不要で楽しめる日も少なくない。

南岸アパート前

冬期は北寄りの風をまともに受けるのと、日陰なので狙う人が少ない。そのため居着く魚も少なくアタリ出しが遅い。西側にあるコンテナ前が深く、東側ほど浅い。現在はコンテナ前で1本強、東寄りで50~60cm。

東岸既設台

道路に沿って北側2、南側1の計3台が並ぶ。台の両脇はアシが生え竿は出しづらい。釣り座の背後に駐車できるため好んで入釣する人も多い。南側が深く北側ほど浅い。冬期の水深は南側の台で1本強、北側が50~60cm。なお中央の既設台は隠れた大型スポットだ。

東岸の既設台(提供:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

西岸

西寄りの風を背負えるが駐車スペースがなく人気薄。半面、静かに狙いたい人にはお勧めだ。南寄りに作られたパレット製の既設台が人気で現在の水深は1本弱。

西岸の個人台(提供:週刊ニュースへら版 APC・中村直樹)

釣り方とエサ

魚は手前に居着いているため、どのポイントも竿は8~12尺でOK。常連は7~9尺で楽しんでいる。冬期は底釣りオンリー。中小ベラ主体のため太仕掛けは不要。以下は参考程度に。

道糸0.8~1号、ハリス0.4~0.6号、ハリはグラン鈎やダンゴ鈎であれば3~6号。水深が浅いため、ウキは宙釣り用のメーターを狙うようなタイプがいい。

数・型ともに狙うなら今の時期は段差の底釣りがお勧め。下ハリスは長くても35cmで、食いがいいと20cmほどでキマる。

魚影が濃く、また水深が浅いためエサの打ち過ぎによる上ずりや触り減少のリスクは少ない。よってバラケが付いている時のアタリも積極的に狙い、触りがなければすぐに打ち返す。どこぞの管理池のような鬼待ちはここでは逆にタブー。

バランスの底釣りも悪くはない。特に冷え込みが増すこれからはジャミが静かになるので、両グルテンが面白い。なおイモ系はマブナがくるので白オンリーで狙いたい。

風流れが出た時や食い渋った時はライトドボンがお勧め。底が砂地でしっかりしているので、年間を通してこの釣り方で数を伸ばす常連もいる。

ただハリスが短いと反応が悪いため30~40cmと長めがいい。

<週刊ニュースへら版 APC・中村直樹/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2025年1月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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