38歳、介護職の《リアル貯金額》。希望の年収に届かない……。貯蓄にいくらまわせますか?【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【38歳 男性】
【貯蓄額】38歳、男性の場合
プロフィール
38歳、男性
介護職、年収450万円
母(76歳、無職)と2人暮らし
【相談内容】今の収入でどのくらい貯金や投資ができるのでしょうか?
「仕事や責任のわりに年収が少ないと思います。固定費を下げて、もっと貯蓄を増やしたいです。収入のうち、どの程度を貯金や投資に充てればよいでしょうか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である30代単身世帯の貯金額は、平均が594万円・中央値が100万円です。
質問者さんの資産額は1,660万円で、これは平均貯金額の約2.8倍、中央値の16.6倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/
※同居のお母様の収入が不明のため、単身世帯での比較としています。
どれくらい貯蓄・投資に回すべきか?収入に対する理想的な配分
質問者さんは、固定費を下げて貯蓄を増やしたいのですね。
収入のうちどの程度を貯金や投資に充てるべきか、配分に迷ったときのアドバイスをお伝えします。
収入の20%を貯蓄・投資に回すのが理想
貯蓄や投資額に回す理想的な割合は、収入の20%といわれています。
質問者さんの年収は450万円なので、月々約7万5,000円を貯蓄や投資に回すのが理想的です。
固定費を見直して節約を
固定費を下げることは、貯蓄を増やす大きな鍵になります。
具体的には、家賃、通信費、保険料などを見直しましょう。
特に、保険料や携帯電話のプランは、見直すだけで大幅に節約できる可能性があります。
ボーナスを活用して貯蓄を加速
もしボーナスがある場合は、できる限り貯蓄や投資に回しましょう。
ボーナスが入ったときは、貯蓄や投資の一気に増やすチャンスです。
日々の生活費で節約した分とあわせ、将来に向けた準備を進めましょう。
これらの方法で、貯蓄と投資のバランスをとりながら無理なく資産を増やせますよ。
まとめ
・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約2.8倍、中央値の約16.6倍です。
・貯蓄・投資に充てる理想的な割合は、収入の20%です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。