夢の丘小 児童のアイディア商品に 地元販売店とコラボ
夢の丘小学校児童が授業で考案した商品が地元のパン屋やスーパーで販売されている。
ホタル感じるパン
地域に生息するホタルの生態や環境について学んだのは3年生の児童。減少するホタルを守ろうと、清掃活動なども行ってきた。さらに地域住民に関心を寄せてもらおうと下溝に本店を構える夢造りパン工房の協力を得て「ホタルのヒカリコロコロドーナツ」を開発。1月から2月中旬まで同店本店で販売し、好評を博した。
開発に携わった井上瑚々奈さん「ホタルパンを通じてホタルが増えて欲しい」と思いを話し、有田佳純さん「自分たちのパンを作ることができて嬉しい」と語った。同店営業マネージャーの真下紗也加さんは「さまざまなアイデアを出してもらった。楽しいコラボだった」と振り返った。
栄養満点弁当
5年3組の児童は総合の授業で「地域の人々の健康」を学び栄養素についてや校内の給食提案、近隣スーパーとのコラボ弁当など、地域に健康を広げる活動をしてきた。新鮮市場なかや相模原当麻店では児童が考案したお弁当6種類を10食ずつ販売している。ウインナーを抜いたらダムが決壊する「夢のダムカレー弁当」、「何が入っているのかワクワクしてもらいたい」と、巨大おにぎりが入った「夢の爆弾おにぎり弁当」など、斬新なアイディアの弁当が並ぶ。
同店を経営する(株)仲屋商事の若林啓太代表は「栄養をしっかり勉強して作っている」と感心する。同店で販売する弁当よりコストも手間もかかったが、児童のアイディアをほぼ再現。また児童から校章マークを弁当に入れる要望を受け、鋳型を製作。校章焼き印入り卵焼きを全弁当に添えた。
店頭に並んだ弁当を見た児童は「自分のお弁当が再現されていて感動した」、「本当に売られていると実感した」などと喜んだ。弁当は1個698円。3月6日まで同店で販売している。