「ウタマロクリーナー」を使っても落ちない“3つの汚れ”「間違って使ってた…」「気を付けます」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。家中の掃除に使える「ウタマロクリーナー」は、中性でありながら汚れをしっかり落とせる便利な洗剤。家に1本置いている方も少なくないかと思いますが、場合によっては太刀打ちできない汚れもあるんです……。ここでは、掃除しても落ちにくい「ウタマロクリーナーが苦手な汚れ」をご紹介します。
1.油性インクの汚れ
インクの汚れもすっきり落としてくれるウタマロクリーナーですが、得意なのは水性だけ。油性マジックの汚れは、ウタマロクリーナーでいくらこすり落としてもキレイになりません。
そのため、油性ペンで書いた子どもの落書きを落とすのは困難です。ウタマロクリーナーではなく、アルコールなど油性インクを落とす成分のクリーナーが必要になります。
2.経年劣化の変色
汚れではなく、変色などの黄ばみはウタマロクリーナーを使っても落ちない可能性が高いです。ついた汚れをすぐに拭き取る場合はウタマロクリーナーでもキレイになりますが、経年劣化によるシミや変色には太刀打ちできません。
たばこのヤニによって黄ばんだ壁紙やプラスチックの色移り・変色などは、ウタマロクリーナーに限らず洗剤で落ちないケースがほとんどです。
3.頑固な水アカ
軽度な水アカ汚れに対しては、ウタマロクリーナーでも対処できます。しかし、汚れが蓄積して石のようにガチガチになった水アカに対しては、ウタマロクリーナーでは歯が立ちません。
それもそのはず、ウタマロクリーナーは毎日使える住宅用の合成洗剤であり、液性は中性。水アカ汚れだけに特化した洗剤ではなく、気軽に家中のお手入れができる“デイリー掃除向き”のクリーナーです。頑固な水アカやカルキ汚れは、酸性洗剤で対処する必要があります。
ウタマロクリーナーは日常使いに便利
繰り返しになりますが、ウタマロクリーナーは中性の住宅用洗剤です。界面活性剤の汚れを浮かして落とす力はありますが、あまりに頑固な汚れには向きません。
あくまでも日常使いに便利な洗剤です。軽い汚れであれば、キッチン・水まわり・床など家中のお手入れに使えますので、ぜひデイリー掃除に活用してくださいね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア