プロ野球静岡県人会の野球教室に過去最多12選手が参加!阪神・岩崎、高橋、佐野ら 「活躍し静岡盛り上げる」
静岡県ゆかりのプロ野球選手でつくる「プロ野球静岡県人会」による恒例の野球教室が12 月30日に草薙球場で行われました。8年連続8度目の開催で県内の小学生約170人が参加しました。
阪神の岩崎優投手(清水東高出)を筆頭に、高橋遥人投手(阪神、常葉橘高出)、博志投手(オリックス、磐田東高出)、小澤怜史投手(ヤクルト、日大三島高出)、池谷蒼大投手(くふうハヤテ、静岡高出)、村松開人内野手(中日、静岡高出)、赤塚健利投手(広島、磐田市出身)、佐野大陽内野手(阪神、常葉大橘高出)、二俣翔一内野手(広島、磐田東高出)、高田琢登投手(オイシックス新潟、静岡商高出)、前田銀治外野手(楽天、三島南高出)、鈴木叶捕手(ヤクルト、常葉大菊川高出)ら過去最多の12選手が児童に野球の楽しさを伝えました。
イベント終了後に阪神勢を中心に、報道陣による囲み取材が行われました。主なコメントは次の通りです。
阪神・岩崎、ヤクルト・小澤のユーティリティーぶりねぎらう
「(野球教室のような機会は)こちらとしてもありがたいです。静岡の子供たちと野球で触れ合える、雑談しながら。自分としても楽しい時間ですし、これからも続けていきたいです。
(阪神に新たに外国人投手が入ることについて)今まで通り、話しかけていった方が向こうもやりやすくなり、力を出しやすいと思うので、そういう環境はみんなでつくってあげたいなと思います。
(同じ抑えを担ったヤクルトの小澤投手について)いろんなポジション(先発、中継ぎ、抑え)をやっていて大変だなと思っていました。いろんなポジションをやることは、簡単に見えて簡単じゃないですよ。(来季、抑え同士で戦えたら)静岡も盛り上がると思うので頑張りたいです」
阪神・高橋「前の自分を超える」
「今年投げられはしたけれど、まだまだ前の自分には及んでいません。(左手首に埋め込まれていたプレートを11月に除去し)まだ2カ月弱。30メートルくらいまでキャッチボールはできます。
キャッチボールしている感じでは前よりいい。状態を上げるためにプレートを取ったので。しっかり段階を踏めていると思います。手術したところが硬いというのはあるので、手術してない時に戻ってくればいいと思ってやっていくだけ。
今年で30歳。年齢が上がるにつれて野球がうまくなりたいし、まだまだうまくなれると感じています。若い時の自分に負けたくない。次は8年目。7年間の自分と比べて、もっとうまくならなきゃなと思います。はたから見ても、今年のボールは違うと思ってもらえるように。去年は(手術を経て)支配下に上がるというのが目標でしたが、今年はチームの勝利に貢献できるように。目標の数字は特にありません。前の自分に負けたくないだけです」
阪神・佐野「中日・村松選手は高校時代の憧れ」
「(阪神のユニホームを着て参加し)まだ信じられない感じ。遥人さんとかすごいかっこよくて。僕はこれ似合ってるのかな、大丈夫かな、という感じで今日1日過ごしていました。
岩崎さんとか体もがっちりしていてユニホームもピッチリ。僕はまだダボダボなので恥ずかしかったです。
ドラゴンズの村松さんにはいろんな話をお聞きしたいなと思っています。高校の時に対戦もしているんですが、その時から守備が上手だったので。僕が高校の時ショートで、静高のショートが村松さんで。シートノック、試合の中のゴロさばき、全ての面で憧れというかお手本になる選手でした。そういう方と同じ舞台でこうやって仕事をさせていただいている。村松さんはドラゴンズのショート。僕もタイガースのショートとしてレギュラーを張れるような選手になって、そこで初めて肩が並ぶと思うので、頑張りたいなと思います」
ヤクルト・鈴木「1軍で出て静岡盛り上げたい」
「(1年振り返ると)いろんな経験ができました。(6月12日のソフトバンク戦でプロ初出場。先発マスクをかぶり、勝ち越しタイムリーを含む2安打。初のお立ち台に立った試合について)余裕はなかったけれど、思い切って、全力でやった結果。(先発の)山野さんは2軍で何回もバッテリー組んでいたので、慣れた感じでできました。自分のできることをやっただけ、特別なことじゃなく。
経験を来年(2025年)につなげるために、この冬から鍛え直していきたい。1軍で今年よりも試合数出られるように頑張りたいです。(1軍は)雰囲気の違い、バッターのレベルも違うと思いました。(1年間で伸びたところは)守備。最初は捕るのが精いっぱいだったけれど、だんだんピッチャーのことを考えてリード、配球できるようになった。小澤さんみたいに1軍で試合に出られるように、静岡を盛り上げられるように自分も頑張りたいです」
(編集局ニュースセンター 結城啓子)