『マーベル・スタジオ:ジ・アート・オブ・ライアン・メイナーディング』発売 ─ マーベル・スタジオのアートと共にMCUの軌跡を辿る
映画『サンダーボルツ*』も絶賛スタートを切ったマーベル・スタジオのビジュアルを、開発責任者ライアン・メイナーディングの数々のアートと共に辿る書籍『マーベル・スタジオ:ジ・アート・オブ・ライアン・メイナーディング』がKADOKAWAより発売となった。
ライアン・メイナーディングの500点を超えるアートを収録。映画『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』までのMCU作品の軌跡を辿りながら、ライアン・メイナーディングの来歴やスタイルの変遷、アートに込めた想いを知ることができる。
マーベル・スタジオでは、他の映画スタジオとは異なる、ビジュアルを基点とした制作プロセスを採用している。製作陣はライアン・メイナーディングをヘッドに置くビジュアル開発部門で制作されたアートを参考にして、各シーンの構想を広げ、明確にしていくのだ。
本書『マーベル・スタジオ:ジ・アート・オブ・ライアン・メイナーディング』では、下書きのスケッチから重要なシーンのキーフレーム、忠実に実写化されることになる完成イラストまで、MCUのビジュアルを決定づけたライアン・メイナーディングのアートを多数収録。制作経緯やメイナーディングのコメントを交えた300頁超の大ボリュームでMCUの歴史を辿る。
ライアン・メイナーディングは、MCU第1作目(2008)からマーベル・スタジオのアートワークに参加。初期からMCUのキャラクターや世界観のデザイン構築に貢献してきた。フリーの時期にはザック・スナイダー監督の『ウォッチメン』(2009)のコンセプトアートも手がけ、マーベル・スタジオにデザイン部門が常設されることが決まると、フルタイムでマーベル・スタジオに勤めるようになった。
その後、映画(2011)のコンセプトデザインや、『/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)のキャラクターデザインなどを担当。映画以外にも、ドラマ『デアデビル』(2015-2018)のコスチュームや、アニメ『ホワット・イフ…?』(2021-2024)のキャラクターデザイン、テーマパーク内にあるアベンジャーズ・キャンパスのヒーロースーツやセット、ライドのデザインも手がけてきた。現在はビジュアル開発部門の責任者としてマーベル・スタジオのデザインを牽引している。
『マーベル・スタジオ:ジ・アート・オブ・ライアン・メイナーディング』では、ライアン・メイナーディングの学生時代からキャリア初期のストーリーも語られる。一人の青年が、ポップカルチャーを代表する世界的なフランチャイズとなったMCUのビジュアルを手がけるようになるまでに、どんな道のりを歩んできたのか。デザインやアートを志す人にとっても必見の内容となっている。
本書『マーベル・スタジオ:ジ・アート・オブ・ライアン・メイナーディング』には、ケヴィン・ファイギによる序文も収録。ファイギはメイナーディングを「アイデア・マシーン」と形容し、MCU作品におけるコンセプトアートの重要性や、ライアン・メイナーディングとの思い出を語っている。
MCUを支えるライアン・メイナーディングの情熱と献身、その原点とプロセス、積み上げられてきた成果を数々のアートと共に解き明かす本書。MCUファン必携の一冊だ。
『マーベル・スタジオ:ジ・アート・オブ・ライアン・メイナーディング』は2025年5月2日(金)より発売中。
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