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『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』三部作。その幕開けとなる第一章が2025年7月18日（金）より公開されます。

ついに鬼舞辻󠄀無惨との接触を果たした炭治郎たちだが――。鬼の本拠地である無限城を舞台に、鬼たちとの最終決戦を繰り広げます。

公開を記念して、アニメイトタイムズではキャストインタビューを掲載中！　今回、登場いただくのは嘴平伊之助役・松岡禎丞さん。伊之助の活躍や成長を振り返っていただきつつ、演じるにあたってのこだわりをお話しいただきました。

【写真】「鬼滅の刃」無限城編 松岡禎丞が伊之助の成長を振り返る【インタビュー】

息を呑むクオリティに高まる熱量

ーー『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の制作を知った際の感想をお聞かせください。

嘴平伊之助役・松岡禎丞さん（以下、松岡）：「竈門炭治郎 立志編」の頃の話ですが、ufotableさんのスタジオにお伺いしたら「無限列車編」が作られていたんです。その際、無限城なども作られていた記憶があります。

そこから、あれだけの映像が出来上がったと思ったら、シリーズを重ねるごとにどんどんクオリティが上がっていて、声を吹き込む自分たちの熱量も高まるばかりでした。そして、みんなで一緒に作品を作っていく中、“誰も欠けてはいけない”という想いが乗ったことで、今でも熱く、楽しく録らせていただいています。

ーースタッフさんたちの想いを受けて、より収録にかける熱量が高まったのですね。

松岡：そうですね。想像を超えるクオリティで作ってくださる方々に対する恩返しだと思っています。

ーー実際の映像をご覧になっていかがでしたか？

松岡：原作を読んで、「アニメではこうなるのかな？」というイメージを超えてくるんですよね。ある種の陶酔感と言いますか、観ている人を問答無用で惹き込んでしまう。個人的には、キャラクターの予備動作などの細かい動きの表現も魅力的です。

決戦に挑む伊之助の心境

ーー今回の決戦に伊之助はどんな心境で挑んでいると思いますか？

松岡：伊之助は、単純に今自分がどれだけ戦えるのかを試したいのではないでしょうか。柱稽古を通して強くなった自負もあると思うので、一心不乱に敵に立ち向かっていくのではないかと思います。

ーーこれまでの戦いや修業の成果なのでしょうか。

松岡：そうですね。那田蜘蛛山の頃は、死ぬかもしれないギリギリのラインで戦っていました。幾つかの挫折を経て、みんなと一緒に修練に励んで、現在に至っていると改めて感じます。

ーー演じるにあたって意識したことはありますか？

松岡：伊之助に関してはないんです。彼は先のことや周りのことを考えていないわけではないですけど、「猪突猛進」という言葉の通り、突き進むことを一番大事にしていますから。一方で、本人は指摘されたら否定すると思いますが、伊之助はものすごく成長している途中なんですよね。初期から暴力的な言動は変わっていませんが、言葉のちょっとしたニュアンスは明確に変わっているので、そこは見比べたら面白いのではないかなと思います。

ーー演じるにあたっては、原作を読み返すことも？

松岡：僕は一度原作を読んでいますが、家で映像を見ながら台本をチェックする時は伊之助のシーンしか見ていません。原作も「無限列車編」辺りから意図的に読み返さないようにしています。というのも、伊之助を演じるにあたって、過度な感情移入によって表現がブレてしまう恐れがあったので、自分が出ているところ以外は見ないようにしています。

滝行の次はスカイダイビング!?

ーー『鬼滅の刃』を通して様々なことに挑戦されたかと思います。例えば滝行とか。

松岡：そうですね……二度とやりたくないです（笑）。

ーー（笑）。仙人とはもう……。

松岡：仙人とはまた会いたいです！　ただ少し時期が悪かったですね（笑）。

ーーかなり寒そうでした。

松岡：撮影中、最初は暖かかったのですが、陽が落ちてしまって。移動している時に下野さんが「松岡、ちょっと寒くないか？」と言っていたのが印象深いです（笑）。その後の滝も、水が落ちる勢いで風が発生していて寒すぎました。

ーー今後、やってみたいことはありますか？

松岡：スカイダイビングです！　やった後に後悔すると思いますが、後学のために一度は飛んでおかないと。下野さんもOKと言っていましたし、なにより次は絶対に（花江）夏樹も道連れにしたいと思います（笑）。

ーーそれでは、公開を楽しみにしている皆さまへ、ひと言メッセージを頂けますと幸いです！

松岡：劇場にいらっしゃる人は全員子分です。観客全員で無限城に向けて猪突猛進していきましょう。

[インタビュー・撮影／MoA]

【ネタバレあり】のインタビューを後日更新予定！