森永康平「政治や経済に興味を持つ人たちが徐々に増えてきている」石破内閣 支持率最低を更新
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)5月12日の放送では大竹とジャーナリストの森永康平氏が、ANNの世論調査に関する記事を取り上げた。
石破内閣の支持率は先月より3.8ポイント下落し、27.6%で去年10月の発足以降最低を更新した。
大竹まこと「支持率は下がって当然な感じもするよね。物価が上がって、それに伴って賃金も上がったとはいうけれど……」
森永康平氏「この中で特に見なければならないのはエンゲル係数ですね。みなさんか支出したうち食費をどのくらい払ったのか」
大竹「28.3パーセント」
森永「そうですね。これは1981年以来1番高い水準ということで。これ問題なのが、お金持ちだろうが所得が低い人だろうが食べなければ死んでしまうわけです。高いから食べないという選択肢はない」
大竹「高いから食べないという選択肢がなくてもおかずは減っている」
森永「最近コンビニとかだと普通に売っても物価が上がりすぎているせいで買ってもらえないので、小分けにしたものを安く売るという。150円くらいのものを安いと思って買うと、少ししか入っていない。なんだこれ、という」
大竹「エンゲル係数がこれだけ上がっている中で、米の値段も下がらないし、そういうのが続くと、今回のことだけではなくて今まで政権を担ってきた国は何をやっているんだという皺寄せが石破内閣に大きくきている」
森永「そういう意味では石破政権の支持率が低いのは必ずしも石破さんだけが悪いというわけではなくて、今までの政権がとにかく無策だったと。無策ならまだ良いですけど、むしろマイナスなことをやっているケースもあって。その結果が今に至るんじゃないかなとは思いますね」
大竹「それを変えるのは私たちなんだけど、その辺に私たちも気づかずにというか、気づいていながらも、というか……」
森永「最近ネットの情報を見ていたりすると、生活が苦しくなっている事実はあると思うんですけど、あえてそれを前向きに捉えると、『これはどうにかしてくれないと困るよ』と思う人たちが逆に増えてきたので、政治や経済政策に興味を持つ人たちが徐々に増えてきているとは思うんですよね。今までみんな興味がなかったわけですよね。若い世代でも給料が上がらないということで、政治、経済に興味出てきたぞという子が増えていますから。これはあえていうなら前向きに捉えられる部分だと思います」