秋アニメ『グノーシア』第1話先行上映会レポート | 声優陣が語るアニメ版『グノーシア』の魅力。ゲームをプレイした人が驚く要素も?
2025年9月21日、新宿バルト9でアニメ『グノーシア』第1話の先行上映会とメインキャスト陣が登壇するトークイベントが行われました。その模様をレポートしていきます。
出演者
安済知佳(ユーリ役)
鬼頭明里(SQ役)
七海ひろき(ラキオ役)
悠木碧(夕里子役)
佐倉綾音(コメット役)
江口拓也(沙明役)
上映後はキャスト陣6名が登壇!
10月11日より毎週土曜24:00~放送中の、ゲーム制作サークル・プチデポットが開発した同名のインディーズゲームを原作としたTVアニメ『グノーシア』。人類の敵「グノーシア(グノーシア汚染者)」が潜り込んだ宇宙船内で、誰がグノーシアかを推理し、投票で選ばれた一人をコールドスリープさせていく、人気ゲーム『人狼』を題材とした作品です。
放送開始に先駆けて行われた今回のイベントでは、第1話の上映が終わり、興奮冷めやらぬ会場に安済さんら6名のキャスト陣が登壇。安済さんが「面白かったですか?」と客席に問いかけると、会場からは大きな拍手が送られます。
なお、今回上映された1話ではまだキャラクターが出揃っておらず、夕里子、コメット、沙明の3人が未登場。そのため、キャスト陣が挨拶をしていく際には、「コメット役の佐倉です。……コメットって誰?」「沙明役の江口拓也です。……沙明って誰?」と、佐倉さんと江口さんがそれぞれアニメが初見のファンの気持ちを代弁する挨拶を披露し、客席の笑いを誘っていました。
安済さんは一度、別キャラのオーディションに落ちていた!?
トークパートでは、『グノーシア』との出会いや、出演が決まった時の心境について語られました。
オーディションの知らせがあった時に『グノーシア』の存在を知り、ゲームに興味を持ったという安済さんは「最初のオーディションの時はユーリがいなくて、セツやSQ役として受けたんです。でもそっちは受からなくて、後日主人公のオーディションが別にあると聞いて、主人公で関われたら絶対に楽しいだろうなと思っていたら、そちらで合格をいただいて」と、ユーリ役に決まるまでの驚きの経緯を告白。
また、アニメ化に際しては、すでにゲームの内容を知っていたのもあって「このゲームをどうやってアニメにするのか?」と内心では思っていたそう。しかし、その後アニメの台本をもらった時には、「さすが花田(十輝)さんだなって。しっかりと『グノーシア』の世界が広がっていて、感動したのを覚えています」と振り返ります。
SQ役の鬼頭さんは、マネージャーから「この作品、めっちゃ気合い入ってるらしいです」と最初に聞かされていたというエピソードを披露。その上で、「SQはパッケージにも描かれている娘なので、すごく重要な役を任せていただけたなと感じて、すごく嬉しかったです」と当時の心境を明かします。
ラキオ役の七海さんは、「ラキオ役が決まったタイミングで原作のゲームもプレイさせていただいたんですけど、もうほんとに面白くって」と『グノーシア』の魅力の虜になったそうで、「もうかなりの回数ループを重ねてるんですが、まだ最後までは行けていなくて。アニメの1話が放送される前にはクリアしたいなと思っています」と、放送に向けた目標も掲げていました。
一方、夕里子役の悠木さんは、ラキオ役でオーディションを受けた後に夕里子役に合格したそうで、「私の中の夕里子の成分が何だったのか考えた時、圧の強さなのかなと思っていて。七海さんのラキオを聴いた時本当にぴったりだと思っていて、逆に私のラキオは圧が強すぎたんだなと納得しました」と、オーディションを振り返ります。
コメット役の佐倉さんは、これまでにも何度か『人狼』を遊んだことがあるにも関わらず、未だにルールをちゃんと理解できていないことを告白。ただ、ルールを理解できていないからこそ、定石から外れた行動をして勝つこともあり、それがコメットと共通する点だとも感じているようです。
また、『人狼』のルールを理解できていない分、台本の内容を理解するのがかなり大変だったそうで、その点も「めちゃくちゃコメットっぽい!」という声が他のキャスト陣からも上がっていました。
江口さんは、「沙明はすごく人気があるんです。一つ見せ場があるんですけど、そこはぜひよろしくお願いします」と、プレッシャーを掛けられていたという収録時のエピソードを明かします。さらに「そのシーンは結構なテイクを重ねたんですけど、納得のいくものに落とし込めたので、この先の展開を楽しみにしてほしいです」と語っていました。
SQの服の後ろのデザインにびっくり
その後には、完成した第1話の映像を観た感想についてのトークが展開されました。
安済さんは「ゲームだと正面の絵が主なので、キャラクターの背中側とか宇宙船の内部がこうなっていたんだ!と感動の連続で。とくに、SQの服の後ろってあんな穴があったんだって(笑)」と、SQの衣装の背中側に開いたセクシーな穴について触れ、客席の爆笑を誘う一幕も。原作のゲームと同じ音が使われている点も、興奮したポイントとして挙げていました。
一方、第1話には登場しなかった悠木さん、佐倉さん、江口さんは、オープニング映像に自分たちのキャラクターが登場していたことに安堵していた様子。その上で「意味もなくここにいるわけじゃないってわかってもらえたと思います」と悠木さんがコメントして客席の笑いを誘いつつ、今後自分たちのキャラクターが動く姿を見られることへの期待も寄せます。
さらに、OPテーマ「化けの皮」のボーカルを担当するホロライブ所属のVTuber、こぼ・かなえるさんがからのビデオメッセージも上映。「アニメのOPテーマを歌うのは初めてで、本当に嬉しかったです。とにかく曲がカッコよくて、自分もカッコよく歌うことに挑戦しました!特にフルサイズで聴けるラップパートに注目してください!」とこぼさんがコメントする中、そのあまりの可愛らしい動作にキャスト陣は釘付けとなり、コメントの途中何度も黄色い歓声が上がっていたほどでした。
アニメの見所についての話題では、悠木さんが「何回も見直したくなるような作りになっていて。ゲームをやっている方は分かると思うんですけど、絶対1話から見直したくなるタイミングが来ます。でも、ゲームをやっている人もきっとびっくりするんじゃないかな」と意味深なコメントも。
さらに悠木さんは、「私の役に関してはマジで何も触れられないです」と前置きした上で「これを聞くと“怪しい”と思うかもしれないけど、全員が怪しいからね(笑)。そういうアニメなので、全員を疑ってみていただければと。でも、たぶん全員を疑っても、全員を好きになってもらえる作品になっていると思います」と、どのキャラクターにも魅力がある点をアピールしていました。
その後には、10月10日よりスタートするラウンドワンとのコラボキャンペーンや、ユーザーからのファンアートを募集する企画『GNOSIA FANART GALLERY』が発表。なんと『GNOSIA FANART GALLERY』でアンバサダーイラストを務めるのは、鬼頭さんの妹さんで、偶然にも原作者・川勝徹さんの専門学校の教え子だったという、驚きの関係性も判明していました。
最後には、キャスト陣を代表して安済さんが「本当に今いるメンバー以外にもたくさんの素敵なキャラクターが出てきて、シンプルに言うと“めっちゃ面白い”です! まだエンディングは見れていないと思うので、そちらも楽しみにしていただきながら、ぜひ10月11日からは『グノーシア』の宇宙に一緒に旅立っていただけたらと思います」と、力強いメッセージをファンへと送り、イベントを締めくくっていました。