チャールズ国王、映画『グラディエーターII』プレミア上映会に出席 監督やキャストと笑顔で対話
チャールズ国王が、英ロンドンで開催された映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のプレミア上映会に出席した。黒いスーツと蝶ネクタイで正装した国王は、会場のレッドカーペットでリドリー・スコット監督や出演者たちと対話した。カミラ王妃は先週患った肺感染症から回復中のため、出席を見送った。
監督やキャストたちとの会話を楽しむチャールズ国王。動画はこちら
英ロンドンのレスター・スクエアにある映画館「Odeon Luxe」で現地時間13日夕刻、映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のプレミア上映会が行われた。
本作は、古代ローマ時代の剣闘士“グラディエーター”の姿を描いた大ヒット映画『グラディエーター』(2000年公開)の続編で、前作に引き続きリドリー・スコット監督がメガホンをとった。主人公であるルシアス役をポール・メスカルが演じるほか、デンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセンなどが出演している。
プレミア上映会開始前には、チャールズ国王が王室公用車ベントレー・ステート・リムジンの後部座席に座り、会場へ到着した。
国王は黒いスーツに蝶ネクタイを合わせた正装で、車両から降りると待ち受けた関係者に笑顔で挨拶した。国王は関係者に案内されて映画館に入り、レッドカーペットに向かった。
国王は、レッドカーペットに並ぶスコット監督とキャストのポール、デンゼル、ペドロ、コニーらと握手をしたり、会話をしたりして交流を楽しんだ。
がんの治療中であるチャールズ国王が元気な姿を見せたことに、SNSではこのようなコメントが寄せられた。
「陛下が映画の試写会に出席するほど元気になって、本当に良かった。とても粋な装いだわ。」
「国王は忙しい公務をこなしているのに、幸せそうに見えるよ。」
「みんなにとって素敵な夜だったようね。国王も本当に楽しそうだった。」
今回のプレミア上映会は、チャールズ国王がパトロンを務める慈善団体「Film and TV charity(映画とテレビのチャリティ)」が主催する「Royal Film Performance(ロイヤル・フィルム・パフォーマンス)」というイベントで、英国の映画やテレビ業界の舞台裏で働く人々を支援するための資金を集めることを目的としている。
イベントは1946年に初めて開催され、ジョージ6世とエリザベス皇太后(クイーンマザー)、エリザベス女王やマーガレット王女ら王室メンバーが出席した。国王は故エリザベス女王の役割を引き継ぎ「Film and TV charity」のパトロンに就任した。
第72回目を迎えた今回は、同団体の創立100周年を祝うための特別なイベントでもあり、チャールズ国王が出席するのは初めてだった。
カミラ王妃もプレミア上映会に参加する予定だったが、先週に患った肺感染症から回復中のため出席を見送ったとみられている。
カミラ王妃は当日の午後、バッキンガム宮殿で開催された「Film and TV charity」創立100周年記念のレセプションパーティに出席したが、体調を考慮して長時間の滞在を避けた。
画像は『The Royal Family Instagram「What a night!」「Celebrating the UK’s Film and TV industry!」』『Gladiator Instagram「We are entertained at the #GladiatorII Global Premiere!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)