堤防カワハギリールおすすめ6選【胴突きでの足元狙い&投げ釣りに最適なアイテムは?】
カワハギはその独特のエサの取り方で、釣り人に高い技術を要求する人気ターゲットです。堤防から狙うカワハギ釣りでは、アタリの感度や操作性が重視され、リール選びも釣果を左右します。ここでは、カワハギの胴突き釣りや投げ釣りに最適なリールの特徴や、おすすめアイテムを紹介します。
堤防カワハギ釣りに使うリール
堤防カワハギ釣りには、胴突き釣りと投げ釣りの2つのスタイルがあります。それぞれに適したリールを選ぶことが、カワハギ特有の微細なアタリを捉えるために重要です。
胴突き釣りのリール
胴突き仕掛けでの堤防カワハギ釣りには、イカダ釣りや穴釣りなどに向いた小型ベイトリールやタイコリールなどが最適です。これらの種類のリールは糸の出し入れが即座にできるため、着底直後のカワハギのアタリに素早く対応できる利点があります。また、スピニングリールと比べて巻き癖がつきにくく、糸ふけが少ないため、カワハギの繊細なアタリを捉える感度に優れることも大きな理由です。
スピニングリールも使用はできますが、堤防カワハギ専用にリールを用意する場合は、ベイトリールやタイコリールを購入するのがおすすめとなります。
投げ釣りのリール
カワハギの投げ釣りに使うリールは、組み合わせるロッドやオモリの重さによって選ぶのがポイントです。エギングロッドやライトゲームロッドで5号程度までの軽いオモリを使い、ちょい投げで狙う場合には、1000~2500番程度の小型スピニングリールで十分です。軽いオモリとライトなロッドの組み合わせは、カワハギの繊細なアタリを捉えるのに適しています。
また、バスロッドなどベイトリール用のリールシートを備えたロッドも流用が可能で、その場合は海水にも対応したベイトキャスティングリールなども選択肢に入ります。スピニングリールに比べて飛距離はやや短くなりますが、糸ふけが少なく、カワハギ特有の前アタリも捉えやすい点が利点です。
一方で、遠投が必要な釣り場では、投げ竿と投げ釣り専用リールなど番手の大きいリールの使用も検討してみましょう。より広範囲を探れるため、晩冬に深場へ移動するカワハギも狙いやすくなります。
軽量さを重視しよう
堤防でのカワハギ釣りに最適なリールを選ぶには、まず軽量性を重視することがポイントです。特に胴付き釣りでは細かい誘いを入れるため、リールが軽いと長時間使用しても疲れにくくなります。また、足元で短竿を使うため、軽量リールを選ぶことで手元にアタリが伝わりやすくなり、感度が向上します。
しかし、長めのルアーロッドを使う場合などは、リールが軽すぎると竿先に重心がかかり、操作性が悪くなる場合もあるため注意が必要です。使用するロッドとリールの重量バランスを意識すると、釣りやすさが格段に上がります。
ドラグ力や剛性
ドラグ力や剛性などパワー面についてはそれほど重要ではありません。カワハギは比較的小型で、30cm程度が最大サイズ。特に胴付きの場合は足元でのやり取りになるため、ドラグのないリールでも十分対応可能です。そのため、指でスプールを抑えてドラグを利かせるタイプなど、シンプルな機能のリールでも問題ありません。
巻く道糸はPE一択
カワハギ釣りにおいて、道糸はPEラインが最適。PEラインは伸びが少ないため、カワハギの繊細なアタリ捉えやすいためです。号数はカワハギのサイズからすると0.5号もあれば強度は十分ですが、障害物周りを狙うことが多いので1号程度がおすすめです。
おすすめの堤防リール
堤防カワハギに流用可能なリールアイテムは無数にありますが、初心者にも最適な安価なラインアップのおすすめリールをご紹介します。胴付き釣りや投げ釣り、それぞれの釣り方に合わせたリールをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
チヌジャッカーHG
ダイワの「チヌジャッカーHG」は、135gと軽量なイカダ釣り用ベイトリールです。上向きにセットする低重心設計により片手でのパーミングがしやすく、胴付きのカワハギ釣りにおける繊細な誘い操作をサポートします。
また、レベルワインド機能やバックラッシュ防止用の弱めのドラグ機能を搭載しており、初心者にも扱いやすい仕様です。さらに、ライントラブルに備えて替えスプールも付属しています。
このリールは、堤防カワハギの胴付き釣りに流用されやすい、穴釣り用ロッドやイカダ竿などと組み合わせやすく、コストパフォーマンスにも優れたアイテムです。
コロネット2
ダイワの「コロネット2」は、胴付きカワハギ釣りに適した両軸リールで、わずか110gと非常に軽いのが特徴。ただ、構造はシンプルで、ドラグ機能やレベルワインド機能が省かれているため、操作には多少の慣れが必要です。スプールを押さえる指ドラグでのやり取りや、巻き取り時にリールを傾けて糸の偏りを防ぐなどの工夫が求められます。しかし、堤防カワハギ釣りに必要十分な性能は持ち合わせているアイテムです。
軽量ゆえに重いロッドや長いロッドとは組み合わせづらいですが、穴釣り用ロッドやイカダ竿などの軽い短竿と組み合わせると重さのバランスが良く、カワハギのアタリもわかりやすくなるため、おすすめのリールです。
バイキング筏44
ダイワの「バイキング筏44」は、カワハギの胴付き釣りに向いた小型片軸リールです。ドラグやレベルワインドはなく機能はシンプルですが、上向き・下向きのどちらにも取り付け可能で、スピニングロッドとベイトロッドのどちらにも組み合わせて使用できる点が魅力です。
重量は185gとやや重めですが、1.8m程度のルアーロッドなどを流用する場合に相性のいいアイテムとなります。
BLACKMAX
アブガルシアの「BLACKMAX」はソルト対応のベイトキャスティングリール。マグネット方式のMagtraxブレーキシステムを搭載しているため、キャストしてもバックラッシュしにくくちょい投げにも対応可能。また、胴付き釣りではドラグ機能を備えているため、イカダ釣り用リールのようにやり取り時に指でのドラグ調整などが必要ありません。ドラグ力MAX6kgに一定のボディ剛性も備えており、イシダイなどのパワーのあるゲストが混ざる場所でも安心して使用できるメリットもあります。自重は200gとやや重いのはデメリットですが、ちょい投げ、胴付き両方に対応可能な安価なリールとなります。
レガリス
ダイワの「レガリス」は実売1万円程度のスピニングリールで、1000番と2000番台の自重が175gと同価格帯のリールの中では非常に軽いのが特徴です。実釣性能も高いコスパのいいアイテムで、ライトゲームロッドやエギングロッドなどを使用したちょい投げに最適なリールとなります。
7ft程度までのアジングロッドやメバリングロッドを使う場合には1000~2000番、それ以上の長さのエギングロッドなどを流用するなら2500番程度がおすすめです。
<TSURINEW編集部>