「楽しい!」を生きていく勇気につなげる。トーキョーコーヒー浦安は、みんなの小さなコミュニティー【浦安市】
トーキョーコーヒーは好きなことをして自由に豊かに過ごし、仲間と対話し学び合う場所。浦安での活動を取材しました。
大人が笑って、大人が変わろう
アーティスト・教育者の吉田田(よしだだ)タカシさんが主宰する「トーキョーコーヒー」。
どこか不思議な響きは「とーこーきょひ(登校拒否)」を並べ替えたもの。
学校に行かない選択をする子どもが増えている昨今、その家族や悩む大人たちが楽しく過ごし、対話を通して教育システムの進化を目指す場。
そんなムーブメントが全国に広がっています。
トーキョーコーヒー浦安(千葉県浦安市入船)を運営するのは君塚広さん・直子さん夫妻。
20年にわたりプログラミング教室を運営してきた二人は、学びに取り組む傍ら、「ほっとできる場」を求めて集う子どもたちの姿に、「偏差値という客観的評価から一歩踏み出し、一人一人の『楽しい』から個性を見いだす。それを認め、好きなことを伸ばし、ありのままで生きていけるよ、と伝えられるコミュニティーを築きたい」と考えるように。
折しも出合ったトーキョーコーヒーは「まさに自分たちが目指すところでした」。
そのままで笑ってつながって話そう
かつてあった地域の遊び場は減少し、部活動や進学塾など、目的の達成に重きを置く集団が子どもの主な「居場所」となりつつある中では、つながりは希薄になり、関係性も育まれない…と広さんは考えています。
だからこそ「子どもにも、親にとっても『第三の居場所』が大切。よその人に気にかけてもらうって、すごくうれしいこと」。
そうにこやかに話す直子さんと一緒に料理をして、食べて、おしゃべりして。
笑みがこぼれる中にこそ問題解決や価値創造があるのかもしれません。
Instagram/@tokyo_coffee_urayasu320