釣れても釣れなくても魅力たっぷり！ 春から初夏がベストシーズンの陸奥湾マダイ
こんにちは、アウトドアが大好きなKIMIDORIです。
さまざまな釣りやキャンプに幅広くチャレンジして、四季問わず楽しんでいます。さて、春の訪れとともに、水温の上昇を合図に姿を見せ始めるマダイ。なかでも青森県・陸奥湾は、春から初夏にかけて良型のマダイがねらえる人気のフィールドです。今回は陸奥湾での「マダイジギング」の魅力と実際の釣行、さらに最寄りのおススメ周辺施設についてご紹介します。
陸奥湾のマダイジギング事情
本州最北の内海「陸奥湾」は、魚種も豊富で一年を通してさまざまなターゲットをねらった釣りが楽しめます。とくに春から初夏にかけては、産卵を控えたマダイが津軽海峡から陸奥湾（東湾）へ入ってくるので、ジギングでねらうには絶好のシーズンとなるのです。外洋に比べて波が穏やかで、比較的浅い水深が広がることから、ボートフィッシングのフィールドとしてもひじょうに人気が高い場所です。
一般的に使用されるジグの重さは45～100g。ベイトサイズに合わせてシルエットの小さいセミロングジグが効果的だったりします。水深は40～80m前後、着底後は底を意識しつつ、基本はタナを探りながら一定速で巻き上げます。状況を見てスローピッチ気味のアクションを入れてみてもよいかもしれませんね。
陸奥湾の魅力は、「マダイの数と型がよい」ところです。50cm前後がよく釣れるので、ファイトを楽しませてくれます。マダイ釣りのなかでは「ハチマル」と呼ばれる80cm以上の大物が釣れるなんてことも。
ジギングとタイラバの併用で、春の陸奥湾マダイをねらう！
さて、ここでは私が今期マダイジギングへ行ってきたときの様子をお伝えします。
シーズン中には賑わう平舘漁港から出港！
遊漁船「飛高Ⅱ」
今回乗船したのは、青森県外ヶ浜町の平舘漁港から出港する遊漁船「飛高Ⅱ」さんです。この日は朝3時半に集合し出港。漁港にはいくつもの遊漁船がおり、シーズン中の駐車場は多くのアングラーで賑わっています。
無事に出港したあとは、マダイの魚影を求めて湾内から津軽海峡へ。天気良好で釣り日和ということもあり、沖にはマダイをねらった多くの釣り船が見えました。また、陸奥湾では見かけることも多いのですが、この日はいつも以上にイルカの群れが出現。イルカウォッチングは嬉しいのですが釣果に及ぼす影響は…。
船のすぐ下を泳ぐイルカ使用したタックル
私が使用したタックルは以下の通りです。ロッドはマダイジギング専用ではないのですが、テンヤやイカメタル、ライトジギングまで幅広くオフショアで活躍できるロッドです。当日は潮が速く、80gでなんとか底を取れるかどうか…といった状況でした。ジグは軽めをメインで準備していたため、タイラバも使ってマダイをねらいました。
【参考タックル】
●ロッド：
クロスミッションBB S66M-S（シマノ）
●リール：
ヴァンフォード C3000XG（シマノ）
●ライン：
PE1.2号（24lb）
●リーダー：
フロロカーボン4号（16lb）
●メタルジグ：
60～80g ※もしくはタイラバ
ジグで開始するも潮の状況もあり、この日は結局タイラバがメインとなりました。タイラバは、着底後すぐに一定速で巻き始めるのがポイント。また、ジグの場合はアタリがあるとアワセてよいのですが、タイラバの場合はしっかりドラグが出るまではアワセは禁物です。
使用したフリースライド TGヘッドプラスとフリースライド ネクタイセット ストレート&カーリーのダークサイドブラック私のロッドにアタリはあるものの…
開始間もなく、船中でアタリが出て期待度が上がります。ポイントを移動しながらマダイを探しましたが、ついに同船者の方がジグで最初のマダイを釣り上げました。それに続いてポツポツとほかの方も釣れ、ジグでもタイラバでもマダイが釣れる状況に。そんななか、ようやく私のタイラバにもアタリが出てアワセたのですが、残念ながらバラしていまいました…。
それからもコンスタントにアタリは出るのですが、なかなか釣り上げることができず…。それでも諦めずに続けていると、着底後の巻き上げで当日一番の大物（恐らく）が掛かりました。周りに見守られながら慎重にファイトしたのですが、残り20mくらいで痛恨のフックアウト。結局、この日のマダイは7バラシという残念な結果となってしまいました。
船中20尾は釣れていたので、海の状況はよく、私の腕が足りないことを思い知らされたのでした。
友人の釣果
唯一釣れた小さなカレイ
釣行ついでに立ち寄れる！
温泉＆キャンプ施設も紹介
釣果の方は振るいませんでしたが、帰港後、せっかくなので帰路に立ち寄れる、平舘漁港そばの施設があるのでご紹介しましょう。釣りのついでに周辺の施設で温泉やキャンプを楽しんではいかがでしょうか。
湯の沢温泉 ちゃぽらっと
平舘漁港から車で約3分と最寄りの温泉施設です。玄関脇には無料で楽しめる足湯もあります。釣行前日に入浴して備えるもよし、釣行後にさっぱりして帰るもよし。釣行前後のひとときを快適に、ゆっくりと身体を癒してはどうでしょうか。
定休日や営業時間などは最新情報をご確認ください。
玄関脇の足湯スペース
湯の沢温泉 ちゃぽらっと
住所：〒030-1411 青森県東津軽郡外ヶ浜町平舘根岸湯の沢150
TEL：0174-25-2011
HP：なし
おだいばオートビレッジ
こちらも平舘漁港から車で約3分と最寄りの宿泊施設です。道の駅「たいらだて」と隣接しており、道の駅で飲み物や特産品を購入することも可能です。
案内図
「おだいばオートビレッジ」は、素敵なコテージが数棟あるほかに、オートサイトがありキャンプも可能。電源付きサイトや炊事場、トイレも完備されておりキャンプでも安心して過ごせます。その日に釣ったマダイをさばいて食べる…なんで贅沢も。平舘へ来た際にはぜひ、釣りキャンプでより一層楽しいアウトドアをしてみてはどうでしょうか。
コテージエリア
コテージ
オートサイト
炊事場
おだいばオートビレッジ
住所：〒030-1402 青森県東津軽郡外ヶ浜町平舘田の沢67-1
TEL：0174-31-2211
HP：https://www.tohokukanko.jp/attractions/detail_1002802.html（東北観光推進機構）
陸奥湾マダイジギングと周辺施設の紹介はいかがだったでしょうか。魚影の濃さとロケーションのよさはひじょうに魅力的だと思います。春から初夏にかけてのベストシーズン、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。マダイの強烈な引きと陸奥湾の大自然がきっと忘れられない釣行になることでしょう。
釣りやアウトドアに関する情報について、また次回以降も引き続きご紹介します。
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レポーター
プロフィール：KIMIDORI
青森県在住
氷上ワカサギ釣りからオフショアでのジギング、テンヤ、ショアジギングやエリアトラウトなど幅広くやっています。キャンプも年中通して行っているアウトドア好きです。ブログやSNS、YouTubeを通じて釣りやキャンプの魅力をお伝えしたいと思い活動しています。
インスタグラム：
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