鶯谷のLIFE(ライフ)の品ぞろえが独特すぎる! 土地柄を反映して大量に売っているのが……
個人的に近所にあると嬉しいスーパーナンバーワンはLIFE(ライフ)である。小麦の郷のパンは美味しいし、ビオラルのお弁当はヘルシーだし、PBのライフプレミアムの商品もハイレベル。ライフを見るとつい立ち寄ってしまう。
萩の湯の帰りに鶯谷のライフに寄ったところ、他のライフとは品ぞろえがあまりにも一線を画していた。たまたまかな? と思ったのだが、いつ行っても鶯谷のライフだけはちょっと様子が違うのだ。
まさか目立つところにあんなものが売ってるなんて。
・鶯谷駅北口から徒歩5分のライフ
便宜上、鶯谷のライフと表現したが、正式には「ライフ 東日暮里店」という。
ホテル街として有名な鶯谷駅の北口から徒歩5分ほどの場所にある。2021年3月オープンで、地下1階が食料品売り場、1階が生活用品と衣類、そして2階から4階が駐車場の大型店舗になっている。
ドラッグストアとスーパーがいっしょになったような品ぞろえの良さで、近所にあるとかなり便利な店。
何せ食品売り場がすごい。野菜もオーガニックものから普通のものまで揃っているし、ミールキットなんかも置いてある充実ぶり。
しかし、中でも目をひくのが……。南国のフルーツの異常なほどの多さ!
地下食料品売り場のエスカレーターの目の前の、一番いい場所に南国フルーツコーナーがデデン!とあるのだ。
・異臭騒ぎが起きるほどのドリアン
今は時期的に夏だからでは? と思う人もいると思うが、私が観測した限り、ライフ東日暮里店では年がら年中、南国フルーツが大量に置いてある。
まず、必ず置いてあるのが果物の王様であるドリアン。ひとつふたつではなく、常時2〜3個陳列されており、大量にドリアンが積まれた日は店の外にまでドリアン独特の臭いが漂っていて、ちょっとした異臭騒ぎになっていた。
私が行った日に置いてあったものをあげると
・ドリアン
・マンゴー 産地別に5種類
・パパイヤ
・タマリンド
・青バナナ
・バナナハート(バナナのつぼみ)
・ドラゴンフルーツ(白・赤)
・ドライココナッツの実
・生ココナッツの実
・ミラクルフルーツ
という感じ。今はとくに夏だから種類が多い感じもあるけど、それにしても圧巻。他のライフではこんな南国フルーツが置かれているのを見たことない。
・輸入食材コーナーもすごい
これだけなら「まあ、野菜もたくさん置いてるしなあ」で終わるのだが、輸入食材コーナーもかなり充実していて、ビリヤニに使うバスマティライスも、タイのジャスミンライスも置いてある。
ナンプラーも複数種、ココナッツだけでもココナッツミルクにココナッツクリーム、ココナッツウォーター、ココナッツパウダーと何種類もあって「ガチ感」がすごい。
というか、日本仕様になったものではなく、現地で愛用されているような調味料とかインスタント食品が普通に陳列されているのだ。
・いろいろ買ってみた
今回は台湾の謎のお菓子や缶詰、タイのパッタイセット、インドネシアのナシゴレンやビーフルンダンの素、そして青バナナ、ドラゴンフルーツ、マンゴー(赤・黄・青)を買ってみた。
まず、フルーツから。青いマンゴーはちょっとえぐみが強め、ドラゴンフルーツは見た目ほどの味はしなかった……。
マンゴーは事務所のメンバーもうまいうまいと食べていた。マンゴーは赤いものが一番、実が柔らかくて甘くて美味しかった!
ほかに「パッタイ」を作ってみたのだが、かなり本場っぽい味わいだったけど、具材を揃えるのが大変だった! さらに、ビーフンに火を通しすぎて失敗してしまった……。
・その土地ならではの理由
ちなみに、なぜ鶯谷のライフにこんなに輸入食材が多いかというと……。
実はこのあたりは海外の人がたくさん住んでいるから。まず、LIFEのすぐ隣には「フジ国際語学院」という語学学校があって、海外から来た若者がたくさん歩いている。
鶯谷駅からちょっと歩いたところには、ハラル食材を扱うお店が複数あったり、ベトナム料理のお店が並んでいたりと国際色豊か。
ちなみに、ライフの前の通りを北に歩いていくと三河島駅で、こちらも外国の方が多いエリアである。
実際、LIFEの辺りですれ違う人の2〜3割は海外の人という感じである。
大量に並んだ南国のフルーツや、現地風のエスニックフードは、まさに鶯谷の土地柄を反映したもの。はるか遠い日本に来た海外の若者たちが、ライフで故郷の味を楽しんでいるのかもしれないと思うと、感慨深い。
エスニックフードなどを作りたいときにはかなり便利な店だと思うので、もし近くに来たらぜひチェックしてみてほしい! オーガニック食材なんかも豊富だぞ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ライフ東日暮里店
住所 東京都荒川区東日暮里4丁目36-20
時間 月〜日 9:30〜0:00 (ドラッグコーナー9:30〜22:00)
参考リンク:ライフ東日暮里
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.