愛犬が心を休めるために飼い主がすべき配慮4つ ストレスを与えないためにできる気遣いとは
愛犬が心を休めるために飼い主がすべき配慮
愛犬が心穏やかに過ごすことは、飼い主さんにとってもうれしいことだと思います。
今回紹介する犬に過剰なストレスを与えないようにするための配慮を参考に、生活環境の見直しをしてみてください。
1.静かに休めるスペースを用意する
犬が心を休ませるためには、「犬だけの居場所=テリトリー」を用意してあげることが大切です。
誰にも邪魔されずに静かに過ごせるスペースを与えることで、犬は疲労感やストレスを感じたときにそこで休むことができるのです。
ただし、家族から完全に隔離すると、不安や寂しさを感じさせてしまう可能性もあるので、リビングの隅などに愛犬のベッドやクレートを置いて、好きなときに休めるようにしてあげてください。
また、その場所にいるときは必要以上にかまうことはせず、犬自身が動き出すまでは少し放っておいてあげるといいでしょう。
2.スキンシップの時間を増やす
犬が不安やストレスを感じて、気持ちが落ち着かない様子を見せているときは、スキンシップの時間を増やしてあげるのも効果的です。
犬は信頼している人のそばに寄り添ったり、なでてもらったりすることで安心感を感じます。また、触れ合いによって脳内で「オキシトシン」というホルモンが分泌されて、安心感や幸福感を感じるとも言われています。
犬が嫌がっている場合は別ですが、犬の様子に変化が見られるときや生活に変化があったときなどは、スキンシップを増やしてみてください。
3.生活リズムを整える
犬は変化が苦手な動物ともいわれていて、生活環境に大きな変化があったりスケジュールがコロコロと変わったりするとストレスを感じやすいとされています。
そのため、犬が穏やかな気持ちで生活をできるように、環境をすぐに変えることはなるべく避けましょう。また、大まかな生活スケジュールは整えておき、食事や散歩を安心して待ち、留守番にも安心して対応できるようにしてあげてください。
ただし、毎日きっちり同じ時間に同じことをさせる必要はありません。そうすることで時間がずれると不安になったり、要求吠えなどをするようになったりする可能性があります。
そのため、あくまで“大まかに”スケジュールを整えて、「ご飯は必ずもらえる」「待っていれば飼い主さんは必ず帰ってくる」という安心感を持たせるようにしましょう。
4.飼い主が落ち着いた態度で接する
犬は飼い主さんの感情を読み取ったり、共感したりする能力を持っていると言われています。
そのため、飼い主さんが不安そうにしていたり慌てたりしていると、犬も落ち着かない気持ちになってしまったりパニックを起こしたりすることがあります。
愛犬に穏やかに過ごしてほしいときは、飼い主さんも冷静な態度で接するようにしましょう。
犬は人の声のトーンやスピード、体の動きなどから感情を把握すると考えられています。犬の心を落ち着かせたいときには、落ち着いたトーンでゆったりと話しかけてあげるといいでしょう。
また、信頼している飼い主さんが落ち着いている様子を見ることで、「今は慌てなくていいんだ」と思うことができるのです。
まとめ
犬の心身の健康は、飼い主さんが握っているといっても過言ではありません。
犬が心をしっかりと休めて、強いストレスを感じずに過ごせるようにするためには、飼い主さんが生活環境を整えたり、穏やかに接してあげたりすることが大切です。
愛犬が安心して暮らせるように、思いやりの気持ちを持って配慮をしていきましょう。