小机駅北口 駅前活性化へ向け始動 業務代行予定者を募集
(仮称)小机駅北口地区土地区画整理事業の業務代行予定者の募集が1月20日に開始された。運営は、小机駅北口地区土地区画整理準備組合。
近年、農地の宅地化が進んでいる同地区では、土地利用の混在化が生じており、このまま何も手を打たないと更に虫食い的に宅地化が進行し、農地の荒廃や景観・治安が悪化してしまうことが懸念されているという。
このような課題を解決し、持続可能な魅力あるまちづくりを推進するため、2022年7月に有志の地権者らが「小机駅北口地区まちづくり検討会」を組織。横浜市とともに、まちづくりコンセプト案や事業手法等の検討を行ってきた。
検討会では、地区全体を市街化区域に編入し、土地区画整理事業により駅前にふさわしい魅力あるまちづくりを促進することを地権者に提案、同意を得て昨年4月に「区画整理準備組合」を立ち上げた。同事業により、地域の特性を生かしながら、商業・業務機能等を融合させた魅力ある街の形成を目指していく。
施行予定地は、港北区小机町内の面積約18・6haの土地で、地権者は2025年1月現在で116人。今回の募集は準備組合が企業誘致や土地区画整理事業を早期実現するため、豊富な経験とノウハウを有する民間事業者(デベロッパー・ゼネコン)を業務代行予定者として選定するもの。選定された業務代行予定者は、準備組合との協定に基づき、事務局運営や土地利用計画の調整、関係機関との協議などを行う。公募の締め切りは2月10日(月)。その後、書類審査やプレゼン等を経て、4月下旬に事業者を決定する予定。
「日産スタジアムや小机城跡が最寄りにあるポテンシャルの高い地区。駅前の活性化を通じ、地域全体の魅力向上が期待される」と担当者。
問い合わせは同組合事務局((株)サポート)【電話】03・5817・8671、またはHP(「小机駅北口地区土地整理準備組合」で検索)の問合せフォームから。