【2024年最新版】韓ドラ時代劇の入門作にピッタリ!好評「恋愛 × フュージョン」5選
韓国ドラマには様々なジャンルが存在するが、なかでも高い人気を得ているものの1つが時代劇。現代劇にはない魅力で、多くのコアなファンを持つ。
しかし、登場人物が多く名前や役職を覚えるだけでも大変、そのうえ相関図まで複雑で、韓国の歴史が登場する作品もあり、ストーリーを楽しむためのハードルが少々高いのが難点。気になっているものの、手を出せずにいる韓ドラファンもいるのではないだろうか。
そんな人におすすめなのが、“フュージョン時代劇”だ。フィクション作品で、なかには韓国の史実をベースに想像力を働かせて作られた作品もあるが、総じて創作部分が多いのが特徴。物語の主軸が、現代劇によく見られるロマンスやアクション、ヒーローなどエンタメ性の高いものに設定されており、歴史にそこまで重きを置いた物語ではないため気軽に観ることができる。
しかも、史劇ならではの権力争いや、身分・時代といった主人公の行く手を阻んでストーリーをより盛り上げる要素もしっかりと盛り込まれていることが多い。現代劇と時代劇の折衷案のようなイメージで、おいしいとこ取りできる韓ドラ時代劇入門者にとってはうれしいジャンルだ。
特に人気なのは恋愛もの。年末年始にゆっくりご覧になってはいかがだろうか。ドラマ・映画のレビューサイトFilmarksとGoogleユーザー評価から2024年の最新評価を調査し、日本で支持されている恋愛×フュージョン時代劇を5つピックアップした。
(図)Danmee 日本ファンが選んだ7月~9月公開 No.1韓国ドラマは・・ジェジュン主演「悪い記憶の消しゴム」
100日の郎君様 (tvN/2018)
『100日の郎君様』は、記憶喪失になった世子が平民の女性と結婚することになって始まる、100日間限定の恋が切ない物語。
コミカル要素を盛り込みながら、最悪の出会いを果たした男女が結ばれるという現代劇鉄板の流れを踏んでおり、そこに時代劇ならではの陰謀をはじめ、世子の置かれた状況が程よい恋愛のスパイスとして登場、運命も交えながら主人公2人の恋が盛り上がる。
●Filmarks評価/レビュー数:★4.0/911件
●Googleユーザー評価:91%
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年12月10日):Amazon Prime Video、DMM TV、FOD、ABEMA、Netflix、U-NEXT、Rakuten TV、Lemino、Hulu
恋慕 (KBS/2021)
『恋慕』は、男装し世子として生きることになった女性と、彼女に仕える司書の恋物語。放送当時大ヒットを記録し、本国はもちろん世界中から熱い視線を浴びた作品だ。
ドロドロとした権力争いが比較的しっかりと描かれているものの、さほど複雑な人間関係にはなっておらず見やすいのがうれしいところ。あくまで主人公の成長や恋を描く材料程度に用いられ、ロマンスと時代劇を組み合わせると、これほどまでの大恋愛に仕上げることができるのかと思わされる名作だ。
●Filmarks評価/レビュー数:★4.1/1509件
●Googleユーザー評価:92%
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年12月10日):Netflix
麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~ (SBS/2016)
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』は、現代に生きるヒロインが高麗時代にタイムスリップして、美しい8人の皇子と宮廷で過ごすことになる物語。皇子役に扮したイケメン俳優の活躍が、特に熱い視線を浴びた作品だ。
またそんな彼らが演じる、タイプの異なる美男子がヒロインに惹かれていくという設定は、まるで少女漫画のよう。ときめかずにはいられないシーンの連続で、現代劇の感性を盛り込みながらも、後半は壮絶な王権争いが繰り広げられるなど、見応えのある1作となっている。
●Filmarks評価/レビュー数:★4.2/1747件
●Googleユーザー評価:97%
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年12月10日):Amazon Prime Video、Rakuten TV、Lemino、U-NEXT、TELASA
太陽を抱く月 (MBC/2012)
『太陽を抱く月』は、日本の大河ドラマを彷彿とさせる雰囲気の作品が幅を利かせていた時代に登場して、一気に時代劇ファンを量産したいまだ愛され続けている不朽の名作。初恋の人を忘れられない王と、記憶喪失の巫女の運命の恋を描いた物語だ。
韓ドラお得意の純愛をベースに、権力闘争や陰謀を加え、ファンタジー要素まで追加したお腹いっぱいになるストーリー。一昔前のロマンスものによくあった“すれ違い”も随所に盛り込まれ、韓ドラ特有のじれったさが視聴者の心を掴んで離さない。
●Filmarks評価/レビュー数:★4.2/941件
●Googleユーザー評価:84%
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年12月10日):U-NEXT、ABEMA、Rakuten TV、Hulu
赤い袖先 (MBC/2021)
『赤い袖先』は前出の『恋慕』と共に、2021年の韓ドラ界を華やかに彩った作品。若き王と、彼が一途に愛した宮女の切ない恋を描いた物語がシンドローム級の人気を博した。
朝鮮王朝第22代王イ・サンと、彼の後宮だった宜嬪 成氏をモチーフにしたと言われており、骨太の時代劇の雰囲気を楽しみつつドラマチックな恋愛も満喫できる。まさに一石二鳥な作品。ヒロインの生き様が現代の女性の共感を得やすい点においても、比較的抵抗なしに視聴することができるだろう。
●Filmarks評価/レビュー数:★4.0/751件
●Googleユーザー評価:92%
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年12月10日):U-NEXT、Lemino
(ライター/西谷瀬里)