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ほっかほっか亭、「書体をデザインした人」を捜索へ 創業50周年に“感謝を伝えたい”

おたくま経済新聞

ほっかほっか亭、「書体をデザインした人」を捜索へ

 お弁当チェーン「ほっかほっか亭」が、自社ロゴの書体をデザインした人物を捜索へ。

 公式Xが10月8日に投稿した、「情報提供のお願い」が、投稿から2時間で4万件近いいいねを集めるなど、大きな話題を呼んでいます。

■ 「てっきり勘亭流かと思ったら……」まさかの学生による手書き文字だった

 2026年に創業50周年を迎えるほっかほっか亭。この節目に合わせ、企業の象徴ともいえる「ほっかほっか亭」の筆文字ロゴのルーツをたどる中で、驚きの事実が判明したそうです。

 「てっきり“勘亭流”かと思っていたのですが、社長に確認したところ、当時のアルバイト学生が書いたオリジナルのフォントだったことが分かりました」とのこと。しかし、その人物については性別も名前も分からず、50年以上前のため手掛かりが途絶えているといいます。

 そこでほっかほっか亭は、この書体をデザインした人に「改めてお礼を伝えたい」として、今回SNSを通じて広く情報提供を呼びかけました。投稿では「もし『その学生のことを知っている!』という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください」と要請しています。

 加えて、「この時代です。AIツールやメディアを活用するといいのでは!というアドバイスも歓迎」と柔軟な姿勢で対応していくことも示唆。情報提供は、XのDMまたは公式問い合わせフォームから受け付けているとのことでした。

■ 筆文字ロゴの制作者は見つかるか 捜索の行方に注目

 1976年、埼玉県草加市で第1号店をオープンしたほっかほっか亭。その後、全国へと店舗網を広げていく中で、赤とオレンジのロゴは「真心を込めたお弁当」の象徴として長く愛されてきました。

 あの親しみやすい筆文字が、実は一人の学生による手描きだったというのも、実に「ほっかほっか亭」らしい新事実ではないでしょうか。

 企業の節目に、ロゴの制作者を探して感謝を伝えようとする……その姿勢は、華やかなキャンペーンではなくとも、どこか胸を打つ温かさがあります。

 果たして、筆文字ロゴの制作者が見つかるのでしょうか。いや、ぜひとも見つかってほしい。捜索の行方にも注目が集まりそうです。

<参考・引用>
ほっかほっか亭【公式】(@HokkahokkaP)

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025100809.html

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