猫の耳に心地よく響く『愛される話し方』ポイント4選 猫たちにとっての“話し上手”とは？
1.穏やかな声色で話しかける
猫に愛される話し方のポイントとして、まず挙げられるのが「穏やかな声色で話しかける」こと。猫はとても繊細な生き物です。人間の声のトーンにも敏感に反応します。高圧的な声やどこか怒りを含んだ声は、猫にとって恐怖の対象です。
そのため、猫に話しかけるときは、穏やかで落ち着いた声色を心がけましょう。ゆっくりと優しく話すと、猫はその声色に安心感を覚えリラックスした表情を見せることもあるはずです。
また、声色だけでなく話すスピードも重要。あまりに早口だと猫が内容を理解しにくく感じ、注意を引きにくいことも。穏やかなペースで話しかけることを意識してください。
2.猫なで声を意識
続いてのポイントとして「猫なで声」が挙げられます。「猫なで声」とは、少し高めで柔らかく優しいトーンの声のこと。高めの声は威圧感を与えず、猫に「安全な存在だ」と感じさせます。
猫なで声で「かわいいね」「今日も元気だね」などと話しかけると、猫はリラックスして耳を傾けてくれるでしょう。
特に意識したいのは男性の方。男性の低いトーンの声は、猫にとって聞き取りにくいうえに、ちょっぴり怖い音です。そのため、男性よりも女性の方が猫に懐かれやすいという意見もあります。
高いトーンの猫なで声を意識することで男性でも猫から懐かれやすくなります。猫が好きなのに懐いてもらえないとお悩みの男性は、ぜひ猫なで声を試してみてください。
3.あまり大声は出さないこと
猫の聴覚は人間の数倍以上も敏感だと言われています。そのため、大声や突然の叫び声は猫にとって非常にストレスとなります。驚かせたり、恐怖を感じさせたりすると、猫はその状況や人に対して警戒心を持つようになることも。
前述したとおり、低めで穏やかなトーンで「それはしないよ」と声をかけると、猫も安心しやすいです。猫が可愛いあまり、つい興奮して大声を出してしまう方もいるかもしれませんが、ぐっと堪えましょう。
4.愛情を込めるのも忘れずに
猫は声だけでなく、込められている感情も敏感に察知します。愛情を込めた声には、猫も安心感を覚え、さらに甘えるようになります。逆に優しい声色で話しかけても、心がこもっていなければ猫が懐くことはないでしょう。
名前を呼ぶときや、褒めるときはしっかり愛情を込めてあげましょう。そうした愛情の積み重ねが猫との信頼関係を構築していくのです。
まとめ
今回のポイントを簡単に要約しましょう。猫に話しかけるときは『穏やかな声色や猫なで声を意識し、大声を避けながら、愛情を込めて』話しかけましょう。優しい話し方に猫も安心感を覚え、飼い主さんを信頼するようになります。
ぜひ今回紹介したポイントを実践して、猫との幸せな時間を増やしてください。きっと、猫もあなたの優しい声に耳を傾け、もっと甘えてくれるようになるはずです。