「misdo meets PIERRE MARCOLINI」第2弾のクオリティがヤバい！ もはや食用化したロマンチックの概念
2025年1月29日から、今年のピエール マルコリーニとのコラボ「misdo meets PIERRE MARCOLINI」第2弾の販売が開始された。
第1弾では5種類のドーナツが登場したのに対し、第2弾は2種類だけ。数的に第1弾が本命で、第2弾は控えめ……と思いきや、2つのドーナツは凄まじいクオリティなことが発覚！ もはやドーナツ呼びに無理があるレベルだ……!!
・クールココロ
第2弾で登場した新型の名称は、「クールココロ フランボワーズ」と「クールココロ キャラメルサレ」。ハート形をしており、価格は共にテイクアウトが367円で、イートインが374円だ。
ところで、クールココロとは何なのか？ ミスドのHPには「こだわりを尽くした、このカタチ、この食感。ココロ、奪われる。」とある。
察するに、形状と心に関連しているのだろう。心はそのままココロだと思われる。ではクールとは？ たぶんフランス語で心臓や心を意味するCoeurじゃないかと推測する。
フランス語基準の発音だと、どちらかというとクー、あるいはクーフみたいに聞こえるが、英語話者がCoeurを発音する時は往々にしてクールと聞こえる。
今回も数量限定でテイクアウト専用のボックスがあり、特に繊細そうな「クールココロ フランボワーズ」も安全に持ち帰ることができた。
・キャラメルサレ
さて、どちらから食べようか……。フランボワーズの方が赤色で凄そうなので、先に「クールココロ キャラメルサレ」からにしよう。
トップ部分は真っ白なホワイトチョコ。下半分は生地が剥き出しの仕様。間に何か仕込まれているのがわかる。
開けてみると……おぉ、凄いぞ！
塗られている明るい茶色は、ガナッシュホイップだ。その内側には塩バターキャラメルフィリング。そして中央に、四角いチョコレートが置かれている。
手の込んだつくりだ。しかしここにはもう1つサプライズが隠されている。なんとこの中央のチョコの板は、パフ入りでサクサクなのだ……！
齧ると、まず感じられるのは表面のパリパリのホワイトチョコ。そしてしっとりした生地の中から、フワフワのガナッシュとねっとり感ある塩キャラメルがあふれてくる。
そして最深部に到達した瞬間に、パフのサクサク感！ 歯がドーナツを嚙み切るまでの極めて短い時間で、多彩な食感が脳に伝わる!! まるで匠による建築物を見ているかのような楽しさだ。
全ての選択が緻密な計算に基づくことを感じさせるが、特にテクいのはパフ入りチョコだろう。もしパフが入ってないただのチョコの板だったら、その硬さは少し行き過ぎたものに感じられたのではなかろうか。
パフ入りゆえの割れやすさとエアリーなサクサク感の両方が、このドーナツにポジティブな影響を与えていると感じた。感心するポイントしかねぇぞこのドーナツ……!!
・フランボワーズ
続いては「クールココロ フランボワーズ」。もうビジュアルでテンションがアガるよな。
艶やかな赤というか、ルージュレッドというか、この色の時点でだいぶ勝っている。これはフランボワーズソースによるもの。
その下にホワイトチョコのコーティングが施されている。このホワイトチョコが塗装面における下地の役割も果たしており、表面のフランボワーズソースの発色を美しくしていると考えられる。
内部の構造はキャラメルサレと同じだが、しかし仕様が違う。
外周を埋めるのはガナッシュクリーム。ホイップではない。そしてフランボワーズクリームだ。そして中央には、やはりパフ入りのチョコの板。
粘度と重さのあるクリームを採用している点にこだわりがチラつく。味わいも間違いないもので、フランボワーズのフルーティ感がよく伝わる。「キャラメルサレ」と合わせ、この2つのもたらす体験はドーナツってレベルじゃない。
ということで、ミスドのピエール マルコリーニコラボの第2弾。2種類しかないか、この2つの性能は、ぶっちゃけ第1弾の5種の総戦力を超えている。満を持しての第2弾は、伊達ではなかった。
参考リンク：ミスタードーナツ
執筆：江川資具
Photo：RocketNews24.