三陽商会の第3四半期は最終利益が前期比30%減 通期での最終利益は40億円に上方修正
「ラブレス(LOVELESS)」や「エポカ(EPOCA)」とったブランドを展開する三陽商会は12月27日、2025年2月期の第3四半期決算(累計)を発表した。売上高は435億2500万円(前年同期比2.4%減)、営業利益は14億2200万円(同17.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億9800万円(同29.3%減)と減収減益だった。
気温が低下した11月後半以降は、コートやダウンなどの防寒衣料の稼働が一気に進み、前年を超える推移だったものの、9月から11月前半は気温が高く秋冬アイテムの稼働が進まず苦戦した。
三陽商会は、政策保有株式の一部を売却し、18億9000万円を今期決算に特別利益として計上する予定としている。こうしたことから三陽商会は通期での連結業績予想を修正する。売上高は610億円(修正前は625億円、前年比0.6%減)、営業利益は27億円(同33億円、同11.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は40億円(同31億円、同43.5%増)としている。