採算度外視!元町の新店『洋食AkaLea』で国産黒毛和牛のレアなビフカツを実食 神戸市
元町に10月にオープンした『洋食AkaLea(アカレア)』(神戸市中央区)は、国産黒毛和牛を使ったメニューが自慢のお店。公式インスタグラムにアップされている画像に惹かれて訪れる方が多いという「ビーフカツ」を味わってきました。
場所は南京町の北、長城街沿いのビルの4階。JR元町駅からメリケンロードを南へ歩き、見上げるとお店の明かりが見えます。
洗練されたシンプルなデザインのドアを開けると、カウンター5席、テーブル席が10席の店内は、マホガニー調の木の風合いと白が基調になっており上品なイメージ。
店主の西川さんは、父親が経営に携わっていた大手焼鳥チェーンをはじめ、イタリアンの名店や神戸の老舗洋食店「グリル一平」でも修業経験があります。20代の頃からの”洋食店を開きたい”という夢を叶えて開店しました。
「老若男女みんなに愛されるのが洋食屋の良いところ。そして揚げ物って家庭ではなかなか大変ですよね?」と優しい笑顔で語る西川さん。良質な素材で作るお店ならではの洋食を、気軽に味わいに来てほしいと考えているそう。
さっそく気になっていたメニュー「ビーフカツ」を作っていただきました。
細かいサシが入った鮮やかなサーロインは鹿児島県産のA5級、120gあります。和牛を究める鳥取の食肉製造会社「肉のはなふさ」で仕入れる厳選された国産牛のA4級、A5級を使います。
生パン粉をたっぷり纏わせ、新鮮な油にイン!温度と時間を管理し、揚げていきます。
熱々のカツに自家製デミグラスソースをかけた一皿に、ビーフコンソメスープとライス付き。このスープもコクがあって美味しいんです。上質なスジ肉から出汁を取り、ステーキからカットした肉片も入っていました。
レアに仕上がった色鮮やかなカツを、さっそくいただきます♪
分厚くカットされたカツをひと口噛むと、ザクっとした衣の音に続き、驚くほど柔らかな食感!筋はほぼなく、脂がトロける感覚です。
デミグラスソースは牛骨から出汁をとり、数種の野菜と合わせて3日間煮込んだもの。ソースの味も記憶に残したいと、濃い味に仕上げています。おかげでお肉とご飯が進みます~♪
米は岡山産の「きぬむすめ」。あまり出回っていない品種だそうですが、試食を重ねて決めたそう。ツヤツヤとして甘みのあってる柔らかな白米は、それだけでも食べ進められるくらい。
これもオススメと出してくれたのは「黒毛和牛ローストビーフ」。表面に焼き色を付けた後、57℃で4時間半、低温調理を施した”ヒウチ”は、繊維が細かくとっても柔らか!昼呑み目的で頼む方も結構あるそうです。
メニューはどれもリーズナブルに設定。中でもビーフカツは原価率50%超え、利益はあまり考えていないと西川さんは笑います。現在も知り合いの洋食屋に時々修業に通い、味はまだまだブラッシュアップさせたいそう。「デミグラスソースもまだ進化しますよ」と意気込んでいました。
場所
洋食AkaLea
(神戸市中央区元町通1丁目4-12 MISXビル4F)
営業時間
ランチ:11:00〜15:00(L.O.14:00)
ディナー:17:00〜21:00(L.O.20:00)
定休日
不定休
※公式instagramでご確認ください
駐車場
なし