峯小、藤塚小で記念式典 児童主体の催し盛況
市立峯小学校と藤塚小学校で12月7日、学校創立の節目を祝う記念式典が開かれた。両校ともに児童の努力の成果を発表する企画が行われるなど、来賓として出席したPTA関係者や地域の町内会長らを楽しませた。
今年創立100周年を迎えた峯小は、10月に行われた運動会「BCF(ビッグクローバーズフェスティバル)」で児童たちが風船700個を一斉に空に飛ばす取り組みなどを行い、100周年の士気を高めてきた。11月には中央連合町内会(中西義宣会長)から寄贈されたヨコハマヒザクラの苗木を児童が中西会長らと共に校庭の一画に植える「植樹祭」を実施。地元住民と交流を深める機会にもなった。
紙芝居や歌で祝福
式典には町内会長や峯小の歴代校長らが出席。3部構成で行われ、1部では学校関係者らがあいさつ。100年間の歴史を振り返った。
2部では卒業生で絵本作家の保科琢音さんが、この日に初披露となった100周年を祝う手作りの紙芝居で会場を感動などで包み込んだ。
3部では児童が学年ごとに合唱。ミュージカルの要素を取り入れた演出もあり、オリジナルソングなどを歌った。来年3月に卒業する6年生の魂のこもった歌声に、涙を流す人もいた。児童が2部と3部の司会進行を務めるなど、児童主体の運営が各所で見られた。
石渡範子校長は「みんなのアイデアが結集した式典になり、子どもたちから勇気や元気をもらった。今後とも峯小学校をよろしくお願いします」と来賓にあいさつ。式典の感想を述べ、子どもたちを称えていた。
制作物など披露
今年創立50周年を迎えた藤塚小は、エンターテイメント性を盛り込んだ企画を実施。各学年の児童が力を合わせて作ったバースデーケーキに見立てた装飾が披露され、学校のマスコットキャラクター「ふじまる」と「はなまる」のイラストも添えられていた。藤塚小にまつわるクイズも行われ、校舎から富士山が見えることを初めて知ったという来賓もいた。
式典のフィナーレには、藤塚小の創立20周年を契機に発足した創作太鼓グループ「藤塚太鼓」が登場。息のそろった迫力ある演奏を披露し、力強い太鼓の音色が会場に響き渡った。演奏が終わると、児童や来賓から大きな拍手が送られた。
佐々木唯吉副校長は「児童がこの日のために一生懸命準備している様子を間近で見ていたので感動が大きかった。50周年という節目を盛大に祝うことができて良かった」と笑顔で話した。