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娘の存在が私に与えてくれる”良い涙”を流す豊な日々

saita

娘の存在が私に与えてくれる”良い涙”を流す豊な日々

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

娘と一緒に見た『ウィキッド ふたりの魔女』

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春休みに入る少し前、今話題の映画『ウィキッド ふたりの魔女』を娘と鑑賞した。

友人2人が公開前から楽しみにしていたこの作品。実は、私と娘は全く知識がないまま、2人について観に行くという感じで映画館へ。

公開後は、SNSでも話題沸騰! 今年のオスカーで主演の二人が熱唱するシーンがたくさん流れてきた。

ミュージカルを見る機会があまりないまま年齢を重ねてきたので、お恥ずかしながら、この作品に関して何も知らなかった。「みんな、どうしてこの作品のことをそんなに知っているんだろう」という気持ちで観に行った。

一緒に行く友人たちは、行く前から車の中でサントラを聞きながら熱唱。鑑賞前にテンションマックス状態。私はそれよりも、2時間40分と長い上映時間の中で娘が何度トイレに行くかしら……ということのほうが心配だった。

ということで、私と娘はトイレに行きやすい席を予約し、友人たちとは離れて鑑賞。

このとき私は、『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』の予告で号泣し、隣に座っている娘を映画が始まる前から驚かせてしまった。

「ごめん、ごめん、予告で泣くなんて思わなくて」と、小さな声で伝えていると本編がスタートした。

初めて2人で泣きながら見た映画

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友人たちは知っているけど、私はとにかくすぐ泣く。悲しいときもうれしいときも、気持ちが昂ると涙が溢れてくる。

感受性がとても豊かなのだ(自分で言う)。そして、その感受性は、娘にも見事に遺伝した。

とは言え、娘は私ほどではないので、これまでの人生で映画やドラマで泣いたのは、『STAND BY ME ドラえもん』くらいだ。

幼稚園の頃、この映画を見せたらボロボロ泣いて、「こんなに小さいのに、ドラ泣きしている!」と思ったことを覚えている。

そんな娘が、人生で2回目に大泣きすることになったのが、『ウィキッド ふたりの魔女』だった。

映画の前半に2回トイレに行き、「あとどのくらい?」と聞かれて時計と見て、「あと1時間」と答えたら、「ながっ!」と言ったのに、そこからの60分は一瞬だった。

本当に60分あったかな? 時計を見間違えてたかな? 体感10分! というくらいこの60分の内容がすごかった。

私と娘は鼻水をすすり、ハンカチを取り合い(娘はハンカチを忘れてきた)、とにかく2人で大泣き。

エンドロールの間は放心状態。映画館が明るくなった瞬間、「泣きすぎて目が痛い」と娘が言った。

友達のような会話ができるようになった娘

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先週のコラムで、「子どもの成長が早すぎてさみしさを感じる」ということを書いた。それは本当に思っていることだけど、同じくらい、娘が成長していることに喜びを感じる瞬間も多い。

2時間40分の映画を娘と観て、同じタイミングで泣いて、感動して、2人で放心する。

「あぁ、こんな風に映画を一緒に楽しめるようになったなんて!」という喜びを感じた。

映画を見終わったからは、2人でウィキッド関連の動画をたくさん見た。シンシア・エリヴォさんの歌声を聞くだけで、反射的に涙が出てくるほど。とにかく2人でウィキッドにどハマりしている。

「映画のあのシーンでどう思った?」とか、「あそこ、よかったよねぇ!」なんて話を思い出してはする。娘との会話が、友人とする会話と変わらないレベルになってきたなぁと感じる日々。

そして今日、私は少し落ち込むことがあって、娘と出かけているときにそのことについて娘に胸の内を打ち明けた。

「ママは、がんばりすぎちゃうんだよ。私とパパのことだけじゃなくて、いっつも誰かのことばかり考えてるでしょ。ときどきは、頭の中をからっぽにしていいんだよ。私とパパのことも考えないで、自分のことだけ考えていいんだよ」。

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娘が、私の目を見ながらそんなすてきなことを言ってくるものだから、渋谷の街中で、

「やだぁ。いつの間にそんなこと言えるくらい成長しちゃったの~。びっくりしちゃうし、心が軽くなった~」と泣いた。

私は本当によく泣くんだけど、私が流す涙は良い涙ばかりだなぁと思う。

潜在意識インタビュアーkaho/ライター

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