【夜の喫茶店】星乃珈琲店「窯焼きふわふわスフレドリア」の衝撃的な見た目と店内の雰囲気のギャップが好き
昼よりも夜の喫茶店が好きで、仕事帰りに電車やバスが来るまでの時間調整としてだけでなく、ご褒美的にちょっと豪華な夕飯を食べたい時にも使っている。注文するメニューは店ごとに大体決まっていて……
たとえば「星乃珈琲店」に行く時は「窯焼きふわふわスフレドリア」を注文している。7〜8年前に知人に勧められたのがキッカケで星乃珈琲店といえばスフレドリアになった。てか、夜の星乃珈琲店のスフレドリア……これほどギャップが激しい組み合わせはなかなかない。
・星乃珈琲店
というわけで、この日も仕事後に車を飛ばして最寄りの星乃珈琲店へ。アンティークのソファや時計をあしらった店内は1人でもリラックスしやすい雰囲気。席の間隔も広く、BGMは静かめ。コーヒーの香りに包まれながら1人時間に没頭できるだろう。
居酒屋のようなガヤガヤ感はないしファミレスとも違う。ちょうどいい静かさが夜の喫茶店にはある。リラックスできながら集中できる場所は非常に貴重だ。
注文するメニューは決まっているが、常連感を出したくはないので(常連ではないし)一応メニューを開く。年を重ねるごとに他のメニューを頼む探究心みたいなものが失われていく気がする。気に入ったら同じものばかり頼んでしまうのは私だけだろうか。
そういえば、まろ記者は「窯焼きバニラスフレ」を激推ししていた。次は頼もうと思いつつ、結局、この日も「窯焼きふわふわスフレドリア」を注文した。ドリンクセット(1360円)でアイスコーヒーも頼んだ。
・窯焼きふわふわスフレドリア
約20分後、ふわふわ感がえげつないスフレドリアが運ばれてきた。デカい……初めて見た時は、このバケモノのような巨大なスフレに悲鳴を上げそうになったことを覚えている。
落ち着いた空間と見た目のギャップがハンパではないが、このギャップこそが中毒性を生んでいる気がしてならない。場の空気を乱すことなく、平常心を保ちつつも、心の中では「いやデカすぎるだろ……!」とシャウトしている。
私のシャウトに応えるべく、注文する度にスフレがデカくなっているような……昔からこんなに大きかっただろうか。雲みたいでワクワクするし、より “雲感” がある方がテンションが上がる。
そんなスフレにスプーンを入れると驚くほど軽やかに沈み込んでいく……そして中から熱々のドリアが現れるのだ。この瞬間がヤバい。最高。
ふわふわスフレの中にはホワイトソースと厚切りベーコン、しめじ、そしてケチャップライスが入っていて、口に入れるとスフレが泡のように溶けていく。
ドリアのようなオムライスのような、とにかく軽い食感だが食べ応えはある。言うまでもなく、スフレ単体だと薄味なのでケチャップライスと一緒に食べるものだ。
特別感のある見た目と食感、意外と食べ応えもあって美味しい。この感動を図書室のような雰囲気で楽しめるという雰囲気も込みで100点。機会があれば、夜の星乃珈琲店で「窯焼きふわふわスフレドリア」を味わってみてほしい。凄いので。
参考リンク:星乃珈琲店
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.