瀬戸内の景色一望 ミニ吊り橋と展望デッキが人気
瀬戸内海を一望できる高台にある御崎の「雲火焼展示館 桃井ミュージアム」で、ミニ吊り橋を渡る展望デッキが新たな観光スポットとして人気を集めている。
同館は、かつて企業の福利施設だった建物を改修し、赤穂雲火焼(兵庫県伝統的工芸品)の展示施設として2011年にオープン。開館2年後に「赤穂御崎」が「恋人の聖地」に認定されたのを受け、眺めの良い約1000坪の庭園に二人乗りのブランコやペアハンモック、縁結びの松などを設置して「カップルにも楽しんでもらえるスポットに」(長棟光亮支配人)と取り組んできた。
ミニ吊り橋と展望デッキは板と丸太を組んだ全長約15メートルのL字型で昨年11月に完成。ハート型の金色の南京錠をかけるチェーンもあり、すでに多くのカップルが思い出づくりを楽しんでいるという。「絶景展望台に続く吊り橋を渡って二人の絆を深めてもらえれば」と長棟さん。SNSで同館を知り、彼女と来館した滋賀県甲賀市の牧場職員、宮嶋佑弥さん(22)は「庭は開放的で、デッキから見た海がきれいでした」とゆっくりと二人の時間を過ごした。
一部スペースを除き、犬を連れて入館可(大型犬はリード着用でテラスのカフェスペースのみ可)で、愛犬と一緒に訪れることもできる。
入館料として館内で使える金券500円分を購入(身障者、小・中学生は200円)。午前9時〜午後4時(火曜休館)。4月29日と5月6日は開館し、各翌日に振替休館する。Tel56・9933。