長崎街道沿い文化施設4館で「ひなまつり」開催 雛人形などきらびやかな展示【北九州市八幡西区】
長崎街道沿いの文化施設4館は、2月~3月の各日程で「長崎街道ひなまつり」を開催します。施設ごとに開催日が異なるため、注意が必要です。
期間中は、ひなまつり特有のきらびやかな雰囲気と宿場町の名残を多く残す木屋瀬の町並みを同時に見学することが可能。今回は、ひなまつりが行われる4館を紹介します
北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館(2月15日~3月23日開催)
郷土の歴史を紹介・展示する<みちの郷土史料館>と、地域の文化的拠点としてイベントが行われる<こやのせ座>の2施設からなる「北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館」。
木屋瀬宿の御茶屋(本陣)・町茶屋(脇本陣)跡地に建っています。みちの郷土史料館企画展示室で、ひなまつりの展示がされるとのことです。
旧高崎家住宅(2月15日~3月23日開催)
1851年の頃は絞蝋業、1873年頃には醤油醸造業を営んでいた「旧高崎家住宅」。
放送作家として活躍した伊馬春部(本名:高崎英雄)の生家でもあり、現在の建物は1835年に建築されたと考えられています。江戸時代末期の代表的宿場建築として貴重であることから、市の文化財にも指定されているそうですよ。
江戸あかりの民藝館(2月22日~3月9日開催)
研究者や海外からも注目されている資料館「江戸あかりの民藝館」。
館長兼医者である佐藤伸一さんが内視鏡で手術を行う際、患部を照らす「明かり」に興味を持ったことで江戸時代の明かりに関する資料を独自に収集したとのことです。ひなまつりの展示は、1階で行われます。
立場茶屋銀杏屋(2月9日~3月9日開催)
江戸時代に長崎街道の黒崎宿と木屋瀬宿の間に設けられた休憩所「立場茶屋銀杏屋」。
1836年の大火の後に建築された建物です。一般の農家でありながら書院造にされた「上段の間」が母屋と一緒に一棟で建てられている珍しい屋敷で、県の文化財にも指定されています。
各施設の休館日や入館料などは、北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館のホームページで見ることができます。
※2025年2月7日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)