「私の“素”が見えるようなラジオにしたい」──好きなもの・推しのキャラクターへの愛を語り尽くす! 「らしんばんラジオ」2025年7月パーソナリティ・今泉りおなさんインタビュー
中古アニメグッズ買取や販売で知られるアニメショップ「らしんばん」。現在、店内でのお買い物がもっと楽しくなる「らしんばんラジオ」が、各店舗で放送中です!
ラジオでは、パーソナリティによる自由なトークに加え、らしんばんにちなんだバラエティ豊かなコーナーや、買取についてわかりやすく解説するコーナーなどをお届けしています。
2025年7月〜12月のパーソナリティは、『ウマ娘プリティーダービー』のヤマニンゼファー役、『マッシュル-MASHLE-』のアンナ・クラウン役、『クレヨンしんちゃん』の野原菜摘役などで知られる今泉りおなさんです。
今回アニメイトタイムズでは、「らしんばんラジオ」初収録を終えた今泉さんにインタビュー! 初めてとなる一人でのラジオ収録の様子や各コーナーのご感想などについてお伺いしました。
これまで詳しく語る機会がなかったという“推し”のお話も飛び出した、ファン必見の収録後インタビューをお届けします!
【写真】「らしんばんラジオ」声優・今泉りおなインタビュー|’25年7月パーソナリティ
「この日のために一生懸命独り言の練習をして挑みました!」
──「今泉りおなのらしんばんラジオ」第一回目の収録お疲れ様でした。実はお一人でのラジオ収録は初めてのことだったとか。
今泉りおなさん(以下、今泉):そもそもお友達と喋る時もあまり口数が多いタイプではないので、この日のために一生懸命独り言の練習をして挑みました!
練習の成果か、しっかりと時間いっぱい喋れたので良かったです。でも、ウィットに富んだジョークなどは、まだキレが甘かったなと(笑)。次はさらに面白いことを言えたらと思います。
──「らしんばんラジオ」は、主に店舗内で流れるラジオですが、この点についてはいかがでしたか?
今泉:実際に店舗内で流れているラジオを聞いたことがあるので、こんな感じになるんだろうなというイメージはありました。でも、実際に自分でラジオをやってみて「お買い物中に聞くものなのに、この声のトーンだと少し騒がしいかな?」なんて思ってしまって(笑)。
「でも自分のテンションは、こういうものだしな!」と、元気に収録させていただきました。
──ちなみに、「らしんばん」はご存知でしたか?
今泉:はい! 学生時代にもよく行っていましたし、今でも帰省した際に地元の店舗にグッズを見に行くこともあります。
──では告知動画の撮影で着られていた、らしんばんのエプロンも見慣れた物だったのですね。
今泉:私が知っているらしんばんのエプロンは青色だったのですが、今回着させていただいたのは灰色だったんです! らしんばんと言えば青いエプロンのイメージだったので、ちょっとビックリしましたね。
──エプロンのデザインが変わり始めたのは、昨年の秋頃からでした。
今泉:最近なんですね! エプロンが変わったことを知らなかったので、灰色のエプロンはパーソナリティが着るものなのかも、と想像してしまいました(笑)。
査定体験で“あのキャラクターの”フィギュア価格に驚愕!
──「今泉りおなのなっとく買取」のコーナーで買取査定を体験していただきましたが、いかがでしたか?
今泉:「こんな便利なサービスがあるんだ!」と驚きました。お住まいの場所によっては、らしんばんの店舗が遠かったり、車を持っていない方もいらっしゃると思います。そのような時に魅力的なサービスだなと!
私自身、車の免許を持っていないので、もし買い取ってほしいものがたくさんできたら使ってみたいです。
──実際に査定をされて、印象的だった商品はありますか?
今泉:今回は3つのグッズを査定したのですが……『名探偵コナン』の服部平次のフィギュアが特に印象的でした!
フィギュアは高価なイメージがありましたが、買取の値段でこれなら、実際に購入する場合はとんでもないことになるなと思いました。キャラクターの人気もありますし、その商品の希少さやクオリティなどでも査定価格が変わってくると思うので……奥深いですよね。
──今泉さんはフィギュアを買ったことはありますか?
今泉:好きなキャラクターで何体かは持っているんですけど、あんまりフィギュアを集めたことはなくて。どちらかと言うとアクスタの方を集めていたので、フィギュアの値段にびっくりしました。
──フィギュアと言うと、今泉さん演じる『マッシュル-MASHLE-』アンナ・クラウンの兄、ランス・クラウンのねんどろいども査定されていました。
今泉:ねんどろいどもお値段的には安くないものですから、査定結果もこんな感じになるんだな、と。
(ねんどろいどは)表情やポージングなどを細かく動かせるじゃないですか。私自身も何体か持っていますが、あのクオリティだったら「そりゃ欲しくなるよな」と改めて思いました。
──今泉さんがらしんばんに行く時も、そういったグッズを見に行くのですか?
今泉:そうですね。ほかには『ウマ娘』のヤマニンゼファーのグッズとか『テニスの王子様』の日吉(若)君のアクスタとか……『忍たま乱太郎』のきり丸もそうですし『うたの☆プリンスさまっ♪』のカミュさんのグッズも! 元気にオタ活をしています(笑)。
推しのきり丸に愛が爆発!
──「今泉りおなのコレ推し!」というコーナーでは今泉さんの「好き」にまつわるお話が展開されました。ちなみに今泉さんは、クワガタの飼育がお好きとのことですが……。
今泉:実家では今もたくさんのクワガタを飼っていますが、東京に出てきてからは1匹だけ飼育しています。現在はノコギリクワガタを!
──クワガタが好きになったきっかけというと?
今泉:アニメの『ムシキング』(『甲虫王者ムシキング 森の民の伝説』)ですね。それからずっとクワガタが好きです。
本編を見てみると思っていた以上に深い話で、今見ても「子ども向きじゃないだろ……」って思います(笑)。
──そして今回は『忍たま乱太郎(以下、『忍たま』)』のお話をされていました。
今泉:何個かトピックの候補を出して、『忍たま』で行くことになりました。
──『忍たま』はいつからお好きなのですか?
今泉:幼いころから見ていたのですが、養成所に通っていたときに友達から布教されて……。それから昨年末に公開された映画(『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』)がさらに追い風となって、段階を踏んでどんどん『忍たま』の沼に深く入ってハマっていきました。
──今回の映画も大きな話題を呼びました。
今泉:私も何回も何回も劇場に行きました! 映画のクオリティも最高だったのですが、ストーリーの核となるキャラクターが、ちょうど私の推しのきり丸と土居(半助)先生で……。「これは通うしかない!」と思って見に行きました。
──まさに今泉さんのツボを突く映画だったのですね! さきほど話題に上がった「なっとく買取」のコーナーでも、きり丸のアクリルスタンドを査定されていましたね。
今泉:きり丸……ほんとに可愛いんです! きり丸のアクスタは本当にいくつあってもいいですからね。無限に回収したいなと思っています(笑)。
──今泉さんが思う、きり丸の推しポイントを教えてください。
今泉:辛い過去がありながらも明るく前に進んでいるところや、バイトをしていて、自分の生活の面倒を自分で見ているところ……。
個人的には「もっと自分を大事にしてよ」って思わせてくるようなところも好きですね。きり丸は一人だけだと少し危うい動きをすることがあって。ずっと「幸せになってくれ……!」と思っています。
あとは、きり丸のキャラクターボイスを担当していらっしゃる田中真弓さんの演技です! 今回の映画でも田中さんの演技が魅力的でした。
──普段のお調子者な雰囲気とシリアスなシーンでのギャップも魅力ですよね。
今泉:幼いころに見たきり丸の印象は、「格好良いけど、お金に目がない子」だったのですが、大人になって見てみると「あんなに辛い過去があったのに、気丈に振る舞って……!」と思ってしまって。これがきり丸の“沼”なんですよね……!(笑)
──改めて、深い作品とキャラクターですよね。
今泉:本当に『忍たま』は深いんです! 『忍たま』に出てくるキャラクターそれぞれに歴史や人生があるので、それを知った上で1話から全部見ると「みんな幸せになってくれ!」って思います。
なので、きり丸が友達と和気あいあいとしているところを見るとほっこりするんです。土井先生はもちろん、乱太郎としんべヱをはじめとした友達、良い子たちばかりの「は組」の子たちもいるので「良い人に恵まれてよかったね」と。
時代背景が戦国時代なので、ここから何年生きられるかわからないところも含めて、とにかく「幸せに、幸せに……!」って願っています(笑)。
──今泉さんの、ひとつの作品に対して奥深くまで楽しみ尽くす愛が伝わってきます。
今泉:楽しむタイプなのですが、いかんせん脳の容量が多くなくて……(笑)。作品を見て「わぁ、すごーい!」と思っても、半年経つと詳しい内容を忘れてしまうんですよね。なのでもう一度見返すと、同じように「わぁ、すごーい!」ってなるんです。同じ作品を何度も楽しんでいます。
──名作は何回見ても名作ということでもあるのかなと。今後も「今泉りおなのコレ推し!」のコーナーで、今泉さんの「好き」についてお話を聞ければと思っています。
今泉:そうですね! たくさん語りたいと思います!
苦手な夏をどうやって乗り越える?
──「今泉りおなの日常!」では夏に因んだ話題が展開されましたが、夏はお好きですか?
今泉:実は暑さに滅法弱くて、夏は基本的にお家から出ないんです。用事がなければ家から出ないので、そのまま夏が終わってしまうことも多々あります(笑)。
──そんな今泉さんが徹底している夏バテ対策・熱中症対策を教えてください。
今泉:家にいる時は、クーラーを我慢しない! あと塩分をチャージできるタブレットを常に携帯して定期的に食べる! あとは、スポーツドリングをたくさん飲む……こんなところでしょうか。
ハンドファンを持ったり、冷感素材の服を着たりして、可能な限り涼しくしながら毎年の夏を乗り越えています。現代のテクノロジーがないと生きていけないと思うので、方々に感謝しています(笑)。
──夏ならではの楽しい思い出も大切ですが、健康が第一ですからね。
今泉:でも、ラジオで夏休みの思い出などについてお話させていただいているうちに「外に出ようかな」という思いも芽生えました!
──今年の夏にやりたいことを教えてください。
今泉:以前、時期を見てクワガタを捕りに行こうというお話があったのですが、予定が合わずに行けなかったので今年こそは行きたいなと思っています。ちゃんと熱中症対策をして、涼しく過ごせる装備を備えて行きます!
即興は得意!? ツンデレも幼馴染もお任せあれ!
──名物コーナー「耳をすませば・アナザースカイ」(お題にあわせた即興劇〈エチュード〉を披露するコーナー)についても、お話をお伺いしたいと思います。
今泉:想定していたより優しかった印象です! もっと大変なお題を言われるのかなと思っていたのですが、今回のお題は個人的にとてもやりやすく感じました。
……ただ、「やりやすかった」と言ってしまうと、今後どんどん難しくなっていく可能性もありますよね(笑)。今回のようなニュアンスで、やりやすい・想像しやすいお題がいいなと思います。……大丈夫かな(笑)。
──(笑)。即興で演じる・喋ることは得意ですか?
今泉:あまり苦手では……ないかな?(笑) 可愛い系のお題だったら大丈夫だと思いますが「ウィットに富んだジョークで!」のようなお題だと、お笑いについては瞬発力がまだ足りなくて「どうしよう、何を言おう」ってなってしまうかもしれません。
──今回ひとつめのお題は「夏休みに引っ越すことになって、終業式の日に幼なじみに一言」でした。
今泉:自分の周りで、学生時代にお引越しをした子があまりいなかったので、どんな気持ちなんだろうと想像しながらやらせていただきました。現代だと引っ越しても連絡を簡単に取れるから、そんなに寂しくないかな、でも学生だと気軽には会えないのかな、とか……色々と考えました。
思いっきり甘々な展開より、ちょっと“それっぽいこと”を投げかけて相手がドキドキするような展開が好みなんです。幼なじみ……憧れますね。幼なじみがテーマの作品を思い浮かべながら、演じさせていただきました!
──次のテーマは、ツンデレ気味の猫擬人化ヒロイン“りおにゃ”の「大好きなおやつを食べる時の一言」でした。
今泉:ツンデレ系のヒロインも好きなので「こういう感じだったら可愛いかな?」と考えながらやらせていただきました。
こういった“猫っぽい”とか“ツンデレっぽい”のような属性があった方が、やりやすいかもしれないですね。……と言っていると、違うパターンのお題が出てきそうで怖いんですけど(笑)。
──(笑)。そして7月の特別編「声の暑中見舞い」は、あらかじめ台本が用意されたお題でした。こちらはいかがでしたか?
今泉:暑中見舞いの文章を見た時に、大人っぽい雰囲気で喋ろうかなと思ったのですが、大人っぽい演技をしていて噛んでしまったら恥ずかしい!と思って、子どもっぽい感じに逃げてしまいました。これは懺悔です(笑)。
──なるほど(笑)。
今泉:漢字が多くて噛みそうだったんですよ……!(笑) 振り仮名もたくさん振ったのですが、ギリギリまで「どうやって演じようかな」と考えていて……。結局、置きに行っちゃいましたね。
──クレバーな回避方法ですね!
今泉:(笑)。今後もし機会があれば、大人っぽい雰囲気の今泉も見せたいな、と思っています。様々な声を楽しんでいただけたら幸いです。
──お題中に流れていたBGMは、イメージと合っていましたか?
今泉:それが、思っていた感じと違ったんですよ! 「あ、コミカルな感じだ! でも私はこれで行くぞ?」って、ちょっと抗っちゃいました(笑)。
今後も「耳をすませば・アナザースカイ」に挑戦する機会があるということなので、BGMに合わせた即興劇も披露できたらと思います。できるかわからないですが……(笑)。
──(笑)。そして「お便り答えて!りお師!BOX!」「今泉りおなのふつおた日和」にも、今後たくさんお便りが届くと思います。ファンの方に向けて一言お願いします。
今泉:第一回の収録にも関わらず、皆さんからのお便りもたくさん届いて、とてもありがたくて……!
……あと、これは個人的なお話ですが、ちょっと漢字に弱いので……。平仮名多めのお便りを送っていただけると、とっても嬉しいなって思います! 簡単な言葉で送っていただけると、私もドキドキせずに読めるので……(笑)。
──最後に、これから半年間の意気込みをお聞かせください。
今泉:「今泉りおなのらしんばんラジオ」は、私の“素”が見えるようなラジオにしたいなと思っています。自分に素直に、 赤裸々に好きなものについてお話しをしているので、それを聞いた皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。
あとは、やっぱりウィットに富んだジョークが飛ぶような面白い番組にしていけたらなと思っております!(笑) お便りが採用された方にはステッカーもプレゼントされますので、いっぱいいっぱい送っていただけると嬉しいです!
【文:柴山夕日 インタビュー・編集:西澤駿太郎】