批評家スコア『トップガン』超え!「地上版」なんて言わせない?“本物”も絶賛する『F1®/エフワン』の魅力
『F1®/エフワン』ついに公開
ついに6月27日(金)より公開となる映画『F1®/エフワン』。ご存知『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督がブラッド・ピットを主演に招いた、ハイテンションかつ胸アツなレース映画だ。
本作は、その構成や演出から『トップガン』およびコシンスキー監督が手がけた続編『~マーヴェリック』と比較されがち。「地上版トップガン」というキャッチフレーズは言い得て妙だが、当然ながら“それだけの映画”ではない。
『F1®/エフワン』と『トップガン』の共通点は?
まず両作の共通点として挙げられるのは、ベテランと若手の師弟関係を軸にしたストーリー構造だろう。『F1®/エフワン』では、ブラピ演じる元F1®ドライバーのソニー・ヘイズが現役復帰し、才能あふれる新人ジョシュア(ダムソン・イドリス)とともにレースに挑む姿が描かれる。
この構図は、トム・クルーズ演じるマーヴェリックが若手パイロットを指導する『トップガン マーヴェリック』と明確に重なる。
F1を“個人競技”ではなく“チームスポーツ”として描き、ピットクルーやエンジニアの役割にまで光を当てることで、単なるスピード勝負にとどまらない人間ドラマに仕上げてみせたコシンスキー監督。これらの観点から映画『F1®/エフワン』は、部分的に『トップガン』シリーズの精神を受け継ぎつつも、F1®という過酷な舞台における独自のドラマとスリルを描いた作品と言いこともできるだろう。
ともあれ、ベテラン選手の復活、才能あふれる若手との対立や葛藤、そして極限のスピードの中で交錯する人間模様――。それらを映画館の大スクリーンと迫力の音響で体感することこそ、本作の醍醐味ではないだろうか。
映画『F1®/エフワン』は6月27日(金)より全国公開