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夜職の沼…ホステスが“出戻る”ふたつの理由。まずはお金、もうひとつは?【愛のスナック どろんぱ】

コクハク

【愛のスナック どろんぱ】

魅力あるものには魔力もある

 スナックというものに関わりはじめて十数年。働く側としてもお客さん側としても、いろんなことを知り、経験してきて、やっぱりスナックにはとんでもない魅力があるなといつも思います。

 ただその魅力は、魔力でもあることは常に意識しておきたいところ。今回は夜職の出戻り問題のお話。なぜ一度あがった夜の世界に、女たちは戻ってきてしまうのでしょうか。

  ◇  ◇  ◇

【神回の4コマ漫画】アルハラ回避! スナック嬢が実践する「酔わない飲み方」3つ。お酒嫌いは「あの飲み物」を垂らしてみて

(漫画:おくげちゃん)

夜の世界から抜け出せないホステス

 前々回、スナックのお姉さんたちが引退するのはどんな時か? という話をしました。

 私が知っている姉たちは、多くがその後夜の世界にカムバックしている様子はありません。某スーパースターのように、マイクを置いたら二度と帰ってこないのです。

 それはそれで寂しいのですが、スパッと夜の世界を去る潔さには心から憧れます。

 しかし、これはほんの一部。多くのホステスさんは一度入った夜の世界からなかなか抜け出すことができません。

出戻ってしまうふたつの理由

 理由はふたつ。ひとつは、やっぱり金銭感覚の変化。人間は住んでいる環境のランクを上げてししまうと、そこから下げることはかなり難しいと言われます。

 なので一度上げてしまったら、それを維持していくしかない。そうなると羽振りのいい夜の世界で稼ぎ続けるしかありません。

 そして重要なのがふたつめ。それが承認欲求です。お客さんがお店の商品である自分にたくさんのお金を使ってくれ、求められ、おまけに自分の懐は潤う。

 チヤホヤされてお金を稼ぐなんて、全人類の理想じゃないですか。

 しかも相手が会社の経営者や企業の重役であれば、「こんなに偉い人たちに求められる私には、すごく価値があるんだ」と勘違いも起こしやすい(これは私自身も思っていたことがあるので胸が痛いです…)。

 その結果、夜の世界でしか通用しない、ピーマンみたいな大人が生まれてしまうこともあります。ちょっと辛口になってしまったかもしれませんが、それでもスナックは最高です。

 ただし、魅力のあるものには魔力もあるということは忘れずにいたいところですね。

【登場人物紹介】

左からマキさん、ママ(漫画:おくげちゃん)

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。出勤頻度は低いが、毎回大金を稼いで颯爽と帰る3人の子持ち。

ママ:どろんぱのママ。この道ン十年の大ベテラン。噂ではインスタのフォロワー数もン十万とか…。

(おくげちゃん/漫画家・イラストレーター)

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