あなたは大丈夫?フレイルの危険性
最近よく耳にする「フレイル」――。
「虚弱」を意味する医学用語「frailty」を語源に作られた言葉で、年齢を重ねたり、病気になったりすることで、体力や気力、認知機能など心身の働きが低下し、将来的に介護が必要になる危険性が高い状況を指す。噛み砕いていえば「健康」と「要介護状態」の中間の状態で、早期発見と予防に努めれば、健康状態の維持・改善が期待できる。
身体や心、認知機能、社会生活の小さな変化など、あらゆる要素が相互に影響し合い、フレイルに至るケースが多い。
例えば「外出するのが億劫になった」→「他人との交流機会が減った」→「体力や筋力が落ちてきた」→「食べ物が噛みづらくなった」→「むせやすくなった」→「食欲が低下して体重が減った」といった具合だ。
また「オーラルフレイル」は、歯や歯肉、舌の動きが悪化している状態、いわゆる口腔機能の低下を表す。
フレイル予防のポイントは主に「運動」「口腔」「栄養」「社会参加」の4つ。取り組みやすい一つの要素から日常生活に取り入れてみることを勧めたい。まずは「あなたの元気度チェック」(フレイルリスクチェック/左記)で、自身の健康状態を把握してみては。
■藤沢市高齢者支援課ホームページ参照