京都ラーメンで押さておくべき1軒!完成度の高い1杯を 梅小路公園前「拳ラーメン」
下京区、梅小路公園前に位置する名店「拳ラーメン」。和食の技とラーメンの融合を味わうことで、京都ラーメンでぜひ押さえておくべき一軒です。
押さておくべきラーメン店
京都の下京区、梅小路公園の目の前に位置するラーメンの名店「拳ラーメン」。ミシュランガイドのビブグルマンや食べログの百名店にも選出されるなど、その実力は折り紙つきです。
一般的なラーメンとは一線を画す、他店にはない和食材の組み合わせによるラーメンは、数多くのラーメン好きを魅了し続けています。
その確かな腕前は、ミシュランガイドのビブグルマンや食べログ百名店といった数々の賞が証明しています。
店内はカウンター席とテーブル席合わせて17席ほど。ピーク時にはいつも満席になるほどの人気ぶりです。
入り口すぐの場所にある券売機で先に食券を購入してから席に着くスタイルなので、スムーズに注文できますよ。
この日のメニューは、定番から季節限定まで、思わず目移りしてしまうほどのラインナップでした。
京鴨ノドクロ煮干しそば
手もみ中華そば
羅臼昆布かけそば(温or冷)
但馬牛肉担々麺
月替わりの限定(この日は「ピリ辛ねぎ海老油そば」)
本日のおすすめ(この日は「渡り蟹煮干と京鴨出汁冷やしそば」)
といった多彩なラーメンが楽しめます。
さらに、吊るしチャーシューや煮卵、雲呑といった魅力的なトッピングも用意されており、自分好みの一杯にカスタマイズ可能です。
ラーメンだけでなく、ご飯ものも充実しているのが「拳ラーメン」の魅力の一つ。濃厚肉玉丼(平日限定)をはじめ、焼肉ライス、海苔ご飯、九条ねぎご飯、玉子かけご飯と、どれもラーメンとの相性抜群です。
今回は、名物「京鴨ノドクロ煮干しそば 煮卵つき」に、雲呑をトッピングしました。運ばれてきた一杯は、まずそのスープの美しさに目を奪われます。
具材は、豚肩ロースと鶏むね肉チャーシュー、メンマ、レッドオニオン、水菜、大葉のベビーリーフなど、計算され尽くした組み合わせです。
和食出身の料理人ならではの繊細な技術が光る、美しく澄んだスープは、まさに職人技。
京鴨の上質な出汁をベースに、高級魚であるノドグロの豊かな旨味が溶け込み、その余韻が長く残る美味しさです。一口ごとに感じる立体的な旨みと香りは、ここでしか味わえない「拳ラーメン」の真髄と言えるでしょう。
麺は、老舗の製麺所「棣鄂(ていがく)」の中細麺を使用。小麦の風味もよく、キレの良いしなやかな食感で、スープの繊細な味わいに見事にマッチしています。
具材もまた、こだわりが詰まっています。豚肩ロースのチャーシューは、しっかりと味が染み込み、しっとりと柔らかな食感。スープの熱で脂の旨味が際立ち、たまらない美味しさです。このチャーシューは、提供直前にスライスされるという徹底ぶり。風味を最大限に引き出すための工夫が感じられます。
さらに、鶏むね肉のハムは、厚みがあるのにむね肉とは思えないほどの柔らかさ。淡白な味わいだからこそ、この上質なスープとの相性は申し分なく、2種類の異なるチャーシューが楽しめるのは嬉しい限りです
トッピングした雲呑は、ぎゅっと旨味が詰まっており、皮との一体感が素晴らしい逸品。ぜひおすすめしたいトッピングの一つです。
京鴨ノドクロ煮干しそばには、味変用のゆずビネガーが用意されています。ゆずの爽やかな香りと酸味が加わることで、スープに深みが増し、奥行きのある美味しさに変化します。ぜひお試しください。
他にも、ゆず一味や昆布黒七味もあり、様々な味のバリエーションを楽しめます。
梅小路公園からもすぐ、駅から近いためアクセスも抜群です。食事時には平日でも行列ができるほどの人気店なので、時間をずらしての訪問がおすすめ。
和食の技とラーメンの融合を体験できる「拳ラーメン」は、京都ラーメンでぜひ押さえておくべき一軒です。唯一無二の味をぜひご賞味ください。
店舗情報
店名:拳ラーメン
住所:京都市下京区朱雀正会町1-16
営業時間:11:30〜14:30 / 18:00〜22:00
定休日:水曜
https://x.com/kobushi_ramen